...廃園になった遊園地が、廃墟と化していた...
...その公園は、廃園になってから工事が進んでいない...
...廃園になった動物園には、今もいくつかの動物が残っている...
...ホラーゲームが廃園になった遊園地を舞台にしている...
...老人ホームが建設されるために、廃園になったテーマパークの跡地を調べている...
...十二月の薔薇(ばら)の花園はさびしい廃園の姿を目の前に広げていた...
有島武郎 「或る女」
...芭蕉に連翹などあしらわれた処に鼬(いたち)の走っている「廃園春色」...
上村松園 「昔のことなど」
...廃園の森の奥深く...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...草蓬々(ぼうぼう)の広い廃園を眺(なが)めながら...
太宰治 「十五年間」
...草蓬々(ほうほう)の広い廃園を眺めながら...
太宰治 「東京八景」
...何せ草ぼうぼうの廃園なんかを...
太宰治 「庭」
...草ぼうぼうの廃園も悪くないと感じる組であるまいか...
太宰治 「庭」
...――三幕と四幕のあいだに二年間が経過第一幕ソーリン家の領地内の廃園の一部...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...また雑草の林立した廃園を思わせる...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...ここに前時代の遺址たる菊塢が廃園の如何を論じようという心にはなろう筈がない...
永井荷風 「百花園」
...胸中窃に廃園は唯その有るがままの廃園として之をながめたい...
永井荷風 「百花園」
...近頃新(あらた)に住む人ありと聞けば廃園の雑草と共に大方は刈除(かりのぞ)かれしや知るべからず...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...まるで廃園(はいえん)さ...
林芙美子 「魚の序文」
...廃園らしい感じだが...
堀辰雄 「晩夏」
...かたばかりの枸橘(からたち)の生垣から見渡せた懐しいコローの絵のような松平家の廃園は...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...しかもそこだけには廃園の趣があって優美な詩趣に溢れていた...
宮本百合子 「女の学校」
...梅がちらほら咲いている廃園の風情が通りすがりにも一寸そこへ入って陽の匂う草の上に坐って見たい気持をおこさせた...
宮本百合子 「からたち」
...或ときは廃園に僵(たお)れ伏(ふ)したるヱヌスの像に...
森鴎外 「うたかたの記」
便利!手書き漢字入力検索