...初めて私のところから出て廃めるまで一つところにいて...
近松秋江 「霜凍る宵」
...いつか師匠の家の庭を掃きながら落語家を廃めることを思い直したあのとき以上に自分の前後左右がパーッと何だか明るくなって...
正岡容 「小説 圓朝」
...いやだったら廃めるばかりだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...終に「己が廃めるから一しよに廃めるが好い」と云つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もう廃める」と断言して...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...その後、ぼくは小間物行商を廃めたが、廃めるには、次のような事が動機と云えなくもない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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