...これは俗人の極めて凡庸(ぼんよう)な判断で...
太宰治 「惜別」
...あんまり曲がなさ過ぎるほど凡庸で...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...やみなしに中庸な突きを繰り返しているのは...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...起きぬけの庸三は顔の筋肉の硬(こわ)ばりが釈(と)れず...
徳田秋声 「仮装人物」
...」庸太郎は近所へ電話をかけに行ったが...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三は言わるるままに廊下をわたって...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三は彼女を紹介する外科のある大家のこともひそかに考えていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...しばし庸三も耳を傾けたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...やがて庸三は原稿紙や雑誌や...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三はなおさら虫が納まらなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...そのころ庸三はしばらく家をあけていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三を警戒するもののように離れて坐っていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三はしばらく葉子と離れて暮らしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...世の妄庸(ぼうよう)政治家よ願わくは眼を転じて汝の後頭を顧みよ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...幸福で愛想のいい凡庸な人々の所有なのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...これに對して常識のもつてゐる大きな徳は中庸といふことである...
三木清 「人生論ノート」
...両方の中間にある凡庸な詩は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...凡庸(ぼんよう)なりといへ...
吉川英治 「私本太平記」
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