...そして温度を持たないゆるやかな風がげにも康衢煙月の様に吹いてゐる...
李箱 「狂女の告白」
...その点で日本とギリシャとは性質は全く異っても美の世界に於ける二つの大道康衢(こうく)を成すものである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...それまでは康衢(こうく)の一隅に立ち...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...数歩にして同心町(どうしんちょう)の康衢(こうく)に出づ...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...その人が康衢(こうく)通逵(つうき)をばかり歩いていずに...
森鴎外 「渋江抽斎」
便利!手書き漢字入力検索