...座上無道の秀吉を罵りし憤慨の豪気も察せられたり...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...朋友と面座上に接す...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...予弱冠時就中浜氏習学英語座上得与鹿城西先生相識当時既以同志相期許焉先生時猶在手塚氏塾落拓未遇及後奉命留学荷蘭瘴烟万里同嘗艱難窓雪三冬具共研鑽自此之後離合不一趣向或殊然至其相見莫不握手相歓四十年如一日況我故妻弟紳六受先生之子養承先生之嗣重以姻之戚乎先生既逝我髪亦※今読其行状憶起往事不禁涙之々下也明治三十一年十月榎本武揚誌...
榎本武揚 「西周伝」
...一座上下みんないい心持で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その座上に連なる二三子というのも...
中里介山 「大菩薩峠」
...その座上も、かなり和やかで、主客の間に、ずいぶん忌憚(きたん)のない時代評も行われましたが、大局の帰するところは同じようなもので、どのみち、徳川家の末路の傾いて来たのは、時の勢いでぜひがない...
中里介山 「大菩薩峠」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
...座上柿あり、柿を以て題とす...
子規 「闇汁圖解」
...初めに金剛座上で説法し九十六億人阿羅漢を得...
南方熊楠 「十二支考」
...紫玉は包を座上に抛(なげう)って茶弘を罵(ののし)った...
森鴎外 「細木香以」
...一日桜井氏が本郷の小楼に在(あ)り、座上一客を見る...
山路愛山 「北村透谷君」
...銀座上方屋の「かるた出世双六」で...
山本笑月 「明治世相百話」
...座上の兵法、畳のうえの水練など、弁口の士にとっては、ちょうどよい芸当ですが、心ある者の眼には、苦々しいものとしか見えませぬ」こういう直言を憚(はばか)らない小野忠明は、時に依って、苦言余りに直心に過ぎ、年経つほどに、将軍家からの気うけは次第に良くなかったようである...
吉川英治 「剣の四君子」
...座上はようやく杯盤狼藉(はいばんろうぜき)となり...
吉川英治 「三国志」
...賢人、ゆるし給え」と、玄徳を、座上に請じて、沮授に謝罪の礼をとらせ、そのまま敗戦挽回(ばんかい)の策を議し始めた...
吉川英治 「三国志」
...玄徳を座上に請(しょう)じ...
吉川英治 「三国志」
...前進座上演の「新・平家物語」の脚本に不備あるため...
吉川英治 「年譜」
...竜樹は座上において満月輪のごとき自在身を現わす...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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