...柿江の興奮に誘われてめいめいの度合いに興奮しながら...
有島武郎 「星座」
...またその感受性や反応の度合いをしらべてみたりしました...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...葉子と清川とのあれからの接近の度合いも何とはなし解るようにも思えたので...
徳田秋声 「仮装人物」
...もし本人が自己の分裂を感じる度合いが過度になっており...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...夜よりも苦痛の度合いが強いこと...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...失望の度合いは少くなかったのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...そしてその尺度で測ったさらさらの度合いが...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...は僕においては「潔癖さ」の度合いによるものだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...知覚の規則的な調和・秩序の度合いを超えることも不可能である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...より大きい度合いを推論するための根拠には決してなり得ないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...緑の馬車に乗ったジプシイなんぞではないじゃないか……しかし彼の健康が衰えてゆくのと同じ度合いで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...挺身の度合いは低くかった...
三好十郎 「俳優への手紙」
...快楽に対しても苦痛に対してもそれぞれ最も中正な度合いを与えたとも信ぜられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...進化の度合いの極めて低い...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかもこの錯覚に引っかかる度合いは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能のように減って行く式の進化の方法を執る方が遥かに有利ではあるまいか……芸術的に高潮して行く度合いが何層倍か早くはあるまいかと考えられる...
夢野久作 「能とは何か」
...又頼む時にも都合がいいから」位の有難さしか感じていないその熱誠の度合いがそっくりそのまま鼻の頭に顕(あら)われていて...
夢野久作 「鼻の表現」
...迫る危険の度合いを正当に判断することさえうるさくなって...
横光利一 「上海」
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