...その度ごとに自らわがいひなづけの妻なりといひ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...北岸の栃木県下では数カ所の支流から逆流が洪水の度ごとにはげしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...約三尺の糸は測る度ごとに一分(ぶ)二分...
寺田寅彦 「方則について」
...其度ごとにヂュウスより流れ出でたる大川は...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...完成の一階段を昇る度ごとに...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...試業の度ごとに落第をした結果...
永井荷風 「梅雨晴」
...国勢調査の度ごとに何割という人口の減って行く村の中で...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...紀念してくれる人があるとその度ごとに生き返るんだ...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...物を言う度ごとに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その度ごとにお眉とお眼がちらほらと……ちえつ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...その度ごとに失敗して毫もその志を屈せず...
穂積陳重 「法窓夜話」
...三度三度食事の度ごとに葡萄酒を飲む...
三浦環 「お蝶夫人」
...その度ごとに発光したのではないかと考えられる...
武者金吉 「地震なまず」
...宿に下る度ごとに講釈を聴(き)くとか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...斬り傷つけらるる度ごとにそれは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...言うがままにしなければ、その度ごとに、拳骨(げんこつ)が来るのだった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...新九郎は聞く度ごとに眼を瞠(みは)った...
吉川英治 「剣難女難」
...つまずきつまずき歩いてゆくカテリーナ・リヴォーヴナを隊の誰かがからかおうとする度ごとに...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??