...クリスマスの度ごとに踊つたのだと云ふ...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...途中で――殊に針ノ木谷を下りる途中――気持のいい所がある度ごとに長いこと休んで駄弁ったのと...
石川欣一 「可愛い山」
...我々は動き廻る度ごとに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その度ごとに不如意がちな私たちの離京生活をなげくのであった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...その度ごとに堂に溢れる群衆を集め得た...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いかづちの鳴る度ごとに路見えて我を導く闇の稻妻湖畔の偕樂園に籠居して筆を執るほどに...
大町桂月 「白河の七日」
...私が薬品を持って帰る度ごとに...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...その度ごとに彼は肩をゆすぶって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...殆どその度ごとに会つてゐるので...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...一度ごとに選んだものであるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その度ごとに梔子(くちなし)一株を携え運んで庭に植える...
永井荷風 「十日の菊」
...その度ごとに私は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...海雲寺の本堂は、上を下への騒ぎ、何べんか富の箱を片付けようとしましたが、その度ごとに、お品と、利助の子分に妨げられて、それもならず、何がなしに上ずった騒ぎの中に、時を過してしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思ひだす度ごとに法華經の題目(だいもく)をとなへまゐらせよ...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...いつもその部屋の前を通る度ごとに...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...ほとんどその度ごとにいつも模様が一変してゐた...
三好達治 「銀座街頭」
...その度ごとに発光したのではないかと考えられる...
武者金吉 「地震なまず」
...そしてその度ごとに一週間位は渋江の家に舎(やど)ることになっていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
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