...彼は試験の度ごとに三番か四番の成績を占めた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...をぢはその度ごとに我(わが)身上話を繰り返しつ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...動いたり何かする為起き上ったりする度ごとに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...大きい振袖でしゃなりしゃなりと歩いているその度ごとに帯が可憐に揺れる...
上村松園 「絵筆に描き残す亡びゆく美しさ」
...北岸の栃木県下では数カ所の支流から逆流が洪水の度ごとにはげしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...洪水の度ごとにそれだけずつおいていったわけです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その度ごとに本屋の書架から手頃らしいと思われる註釈本を物色しては買って来て読みかけるのであるが...
寺田寅彦 「変った話」
...約三尺の糸は測る度ごとに一分(ぶ)二分...
寺田寅彦 「方則について」
...白い色……そしてその度ごとに...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...物を言う度ごとに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今もってステージに立つ度ごとにアドリナ・パティをお手本にし...
三浦環 「お蝶夫人」
...その度ごとにさまざまな感銘をうけて来ましたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...ほとんどその度ごとにいつも模様が一変してゐた...
三好達治 「銀座街頭」
...そしてその度ごとに一週間位は渋江の家に舎(やど)ることになっていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...訶和郎の唇から柘榴(ざくろ)の粒果(つぶ)のような血が滴(したた)る度ごとに...
横光利一 「日輪」
...その度ごとに鳴りもやまず...
吉川英治 「新書太閤記」
...その度ごとに、伝七郎の眼は鷹のようにうごいた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...唇で息を吹きかけるため屈みこむ度ごとに...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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