...私はやる度ごとに負けた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そして夫人の眼とぶっつかると、その度ごとに、彼はまたしても一そう赤面した...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...後三年の役など東国に反乱のある度ごとに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...北岸の栃木県下では数カ所の支流から逆流が洪水の度ごとにはげしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その度ごとに堂に溢れる群衆を集め得た...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その度ごとにほつとして...
薄田泣菫 「独楽園」
...その度ごとに彼は肩をゆすぶって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...その度ごとに本屋の書架から手頃らしいと思われる註釈本を物色しては買って来て読みかけるのであるが...
寺田寅彦 「変った話」
...約三尺の糸は測る度ごとに一分(ぶ)二分...
寺田寅彦 「方則について」
...その度ごとに色々の人にも逢つてゐるし...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...そして満月の度ごとに...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...完成の一階段を昇る度ごとに...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...後をつける度ごとにやられた日にゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この百姓と行き交ふ度ごとに必らず帽子をとつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...宿に下る度ごとに講釈を聴(き)くとか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あなたのために働いた度ごとに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...言うがままにしなければ、その度ごとに、拳骨(げんこつ)が来るのだった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その度ごとに鳴りもやまず...
吉川英治 「新書太閤記」
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