...内地ならば庚申塚(こうしんづか)か石地蔵でもあるはずの所に...
有島武郎 「カインの末裔」
...二十九日、庚午、晴、申剋、尼御台所御還向、去る十四日、従三位に叙せしむる可きの由宣下、上卿三条中納言即ち清範朝臣を以て、件の位記を三品の御亭に下さる、同十五日、仙洞より御対面有る可きの由仰下さると雖も、辺鄙の老尼竜顔に咫尺すること其益無し、然る可からざるの旨之を申され、諸寺礼仏の志を抛ち、即時下向し給ふと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...」庚娘はいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...庚申塚(こうしんづか)やら...
田山花袋 「田舎教師」
...崔之庚の様子はだいぶ変っていました...
豊島与志雄 「碑文」
...江戸に近い巣鴨の庚申塚(こうしんづか)というところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...庚申塚(こうしんづか)から少し手前...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうした事かとかく連想は近松の「心中宵庚申(よひかうしん)」の...
長谷川時雨 「夏の女」
...明治三年庚午季秋東京築地中通り 牛馬會社...
福澤諭吉 「肉食之説」
...文政三年庚辰十月廿九日病歿...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今茲庚午三月子譲往訪先生...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万延庚辰に立石選銘の議が起つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...菓子商大久保主水(もんど)は庚午の歳に猶店を今川橋に持続してゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...庚子歳余東征(かのえねのとしよとうせいす)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...庚申と二十三夜とはよく似ている...
柳田国男 「年中行事覚書」
...何れも庚申の晩に見馴れぬ旅人が来て...
柳田国男 「年中行事覚書」
...庚申の徹夜が次の朝...
柳田国男 「年中行事覚書」
...文亀三 癸亥 十月二十一日武専院一如仁義居士 平田将監永正三 丙寅年 七月十五日智専院貞実妙照大師 平田将監妻 新免氏娘政子天正八 庚辰年 四月二十八日真源院一如道仁居士 平田武仁少輔正家(年五十歳)光徳院覚月樹心大姉 平田武仁妻(四十八歳)(天正十二年申三月四日)他に新免備中守貞弘(しんめんびっちゅうのかみさだひろ)という人だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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