...荘助の額蔵が処刑されようとした庚申塚(こうしんづか)の刑場も近く...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...天保十一年庚子仲春京山人百樹識...
京山人百樹 「北越雪譜」
...仁明天皇の嘉祥三年三月庚辰...
高木敏雄 「比較神話学」
...田圃(たんぼ)の傍(そば)の庚申塚(こうしんづか)のある道や...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...」王はひどく悦んで庚娘を大事にした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...・梅と椿とさうして水が流れてゐる・庚申塚や左は街へ下る石ころ・あさぐもりの垣根の花をぬすまうとする太陽...
種田山頭火 「其中日記」
...久しく会わなかった発戸(ほっと)の小学校の女教員に例の庚申塚(こうしんづか)の角(かど)でまた二三度邂逅(かいこう)した...
田山花袋 「田舎教師」
...十数年前斉へ逃れる道すがら庚宗の地で契った女である...
中島敦 「牛人」
...運甓居雑詠百年旧府嘆二榛荊一四面山河自作レ城 十日雲容多北走 二州水勢尽西行 遠書毎托二海商至一閑話只憑二山衲迎一羇官雖レ孤幸無レ恙 回レ頭已没幾同庚公篁渡此地名区慰二老孱一風光秀偉満二衰顔一東西来合巴回水 南北相臨鼎峙山 亜竹檀欒遶二旧郭一遺民絡繹渡二荒関一晩晴試望二公篁渡一人在二灘声嵐気間一ともに山国盆地の郡衙三次の地勢風光気象を実に即いて髣髴と描出してゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...庚申塚(かうしんづか)の寅松親分が來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明治三年庚午季秋東京築地中通り 牛馬會社...
福澤諭吉 「肉食之説」
...庚午丸は夜の支度をはじめるのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...丁度庚午丸の出迎えになるやも知れぬ...
本庄陸男 「石狩川」
...庚申のこと以来と申しただけで...
三好十郎 「斬られの仙太」
...その百四十五北条霞亭は文化七年庚午三月六日に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭は庚午の三月六日に広岡の家で旧師の死を聞いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」山陽が庚寅より胸疾があつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...島にはまだ庚申の日に夜籠りの祭をする風が始まっておらぬらしいから...
柳田国男 「年中行事覚書」
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