...廿九日、庚辰、霽、相模次郎朝時主、駿河国より参上す、将軍家の御気色並びに厳閤の義絶にて、彼国に籠居するの処、御用心の間、飛脚を以て之を召さると云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...廿二日、庚寅、天晴、未剋、鶴岳上宮の宝殿に、黄蝶大小群集す、人之を怪しむ...
太宰治 「右大臣実朝」
...庚娘は唐の手を執っていった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...右へ切れる畑道の辻に庚申塚(こうしんづか)があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...庚申塚の前へ通りかかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分の用事で庚申塚(かうしんづか)の邊まで行つた歸り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無理に巣鴨(すがも)の庚申塚(こうしんづか)まで運んだということだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...庚申塚(かうしんづか)の寅松の氣の良さに打ち負かされて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八百屋の婆とは『心中宵庚申(しんじゅうよいごうしん)』の八百屋半兵衛の養母の役でいろぶかい姑婆(しゅうとばば)あのことであったのだ...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...本邦祀るところの庚申青面金剛像(こうしんせいめんこんごうぞう)に必ず三猿を副(そ)える由話すと...
南方熊楠 「十二支考」
...庚申を信ずれば盗難を免るとし...
南方熊楠 「十二支考」
...庚申のこと以来と申しただけで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...此庚午の観察を反復し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏軒たかの夫婦は同庚である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...庚午二月二十日に三十七歳の棠軒が...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...七年庚午 平八郎十八歳...
森鴎外 「大塩平八郎」
...以前は人がこの私の話のような、悠長なことを話すのを嘲(あざけ)って、そんな話は庚申の晩に聴こうなどという言い草のあったのを見ると、庚申の晩の話は、相応に悠長(ゆうちょう)なものだったのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...かのえね(庚子)の年の生れで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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