...店賃(たなちん)百弐拾匁...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...こやつは店賃(たなちん)を払わねえから利(き)いてやらねえの...
中里介山 「大菩薩峠」
...溜めた店賃(たなちん)を拂つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斯う見えても店賃(たなちん)を拂つて住んで居るんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...借りた家の店賃は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「店賃は一両二分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三つ溜つた店賃(たなちん)でも拂ふのかと思ふと大違ひ――こんなものを受取る筋合ひはありません――とポンと返した...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店賃(たなちん)を三年も溜めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暮に拂へなかつた店賃(たなちん)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「店賃が溜(たま)ってるし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...決して店賃の代りというわけではないが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...芯そここたえたようすでしたよ」「あの井戸の底ではな」「あっし共は店賃を払うつもりです...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...(これも溜っている)店賃に一分だけ入れ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...店賃(たなちん)も安いもんだからそれを借りてね」「じゃあ下谷金杉(したやかなすぎ)だな」さぶは頷いた...
山本周五郎 「さぶ」
...なにをしてやったんだ」「店賃(たなちん)が溜って追立てをくってたんだ」さぶはてれくさそうに頭へ手をやった...
山本周五郎 「さぶ」
...もっと実のある楽しみをして店賃が払えるんだ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...「おいよ、店賃は貰ったよ、貰ったからにゃあただ帰っちゃ済むめえ、朝まであ時刻もたっぷりあるから、ひとつゆっくりと」「いや、そ、そいつあ待って、そいつだけは」「遠慮はいらねえということよ、大家と店子は他人じゃあねえんだ、おら水臭えこたあ嫌えだから、ひとつざっくばらんに」「まあ待って、ちょ、ちょいと待って呉んねえ、大家と店子は他人じゃねえかもしれねえが、世間じゃあ大家は親、店子は子と云うくれえで、親子の仲でそんな事をすりゃあ畜生だと云われるし、ま、とにかくそれに、今夜はおらあ草臥(くたび)れて、このままぶっ倒れて眠りてえんだから、まあ今夜のところは、このとおり」「ふん、だらしのねえ」彼女としては憤然とするものだろう、「草臥れた、眠りてえッて、どいつもこいつも、男てえ男がみんな同じことをほざきゃあがる、据膳(すえぜん)が食えねえような睾丸なら切って捨てちまうがいい、ああばかばかしい、帰ってたくわんでも洗って、ひと汗かいて寝るとしべえか、ちょっ」演者としては、右のような卑劣なる言辞を紹介することを、江湖に対して恥じるものである...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...店賃のほうはすぐお払い申しますんで...
山本周五郎 「長屋天一坊」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??