例文・使い方一覧でみる「店口」の意味

...店口は洋風に飾窓などつけてやつてゐます... 店口は洋風に飾窓などつけてやつてゐますの読み方
竹久夢二「砂がき」

...表の店口は硝子戸を明けて這入るんで御在ますが... 表の店口は硝子戸を明けて這入るんで御在ますがの読み方
永井荷風「男ごゝろ」

...萩（はぎ）の袖垣（そでがき）に石燈籠（いしどうろう）置きたる店口ちよつと風雅に見せたる家ありけり... 萩の袖垣に石燈籠置きたる店口ちよつと風雅に見せたる家ありけりの読み方
永井荷風「桑中喜語」

...楊弓場（ようきゅうば）の軒先に御神燈出すこといまだ御法度（ごはっと）ならざりし頃には家名（いえな）小さく書きたる店口の障子（しょうじ）に時雨（しぐれ）の夕（ゆうべ）なぞ榎（えのき）の落葉（おちば）する風情（ふぜい）捨てがたきものにて※（そうら）ひき... 楊弓場の軒先に御神燈出すこといまだ御法度ならざりし頃には家名小さく書きたる店口の障子に時雨の夕なぞ榎の落葉する風情捨てがたきものにて※ひきの読み方
永井荷風「葡萄棚」

...幸にも馴染（なじみ）の客らしいものが店口の戸を叩いてくれた... 幸にも馴染の客らしいものが店口の戸を叩いてくれたの読み方
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...いずこのカフエーでも女給を二三人店口に立たせて通行の人を呼び込ませる...
永井荷風「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」

...「錢形の親分、よくお出で下さいました」若主人、又次郎は、足袋跣足（たびはだし）のまゝで、店口から飛出し、庭木戸を開けて、奧へ案内してくれます...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「八兄哥には泉屋の店口を頼むぜ... 「八兄哥には泉屋の店口を頼むぜの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...驀地（まっしぐら）に泉屋の店口に飛び付きます... 驀地に泉屋の店口に飛び付きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...納屋と外廻りを先に見よう」平次は店口からすぐ裏へ廻って... 納屋と外廻りを先に見よう」平次は店口からすぐ裏へ廻っての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...香炉は出てきましたよ」番頭の甚助の顔は店口に輝きます... 香炉は出てきましたよ」番頭の甚助の顔は店口に輝きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...店口にぼんやりしてゐるのは... 店口にぼんやりしてゐるのはの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...お前は店口へ行つてもう一度怒鳴（どな）れ... お前は店口へ行つてもう一度怒鳴れの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...風に孕（はら）んで店口に流れるのです... 風に孕んで店口に流れるのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...店口から出ようとして... 店口から出ようとしての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...來い」二人は店口から堂々と名乘つて出ました... 來い」二人は店口から堂々と名乘つて出ましたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」