...隣りの文房具店の前へ来るとしばらく店口の飾りを眺めていたが戸を押し開けてはいって行った...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...店口へ出て見たり...
徳田秋声 「足迹」
...店口を覗(のぞ)いた...
徳田秋声 「新世帯」
...「錢形の親分、よくお出で下さいました」若主人、又次郎は、足袋跣足(たびはだし)のまゝで、店口から飛出し、庭木戸を開けて、奧へ案内してくれます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...驀地(まつしぐら)に泉屋の店口に飛び付きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...香爐は出て來ましたよ」番頭の甚助の顏は店口に輝きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八はうろ/\店口の方を見て居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暖簾(のれん)をかけた店口の上の長押を調べました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大廻りに店口の方から入つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大廻りに店口の方から入って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...店口と裏と二ヶ所に梯子段があり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次と八五郎が鍵屋の店口(みせぐち)を避(よ)けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店口の賑やかなのを嫌って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう/\店口から出かける時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遽(にわか)に店口に飛出しました...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...店口に座って私の帰りを待っていてくれるようになった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...店口より上へ、あがった事がなかったので、いつの間にか私の妹の、人なつこいお丸ちゃんが、代りに抱いたり、かかえられたりするようになった...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...店口(みせぐち)にておやお皈(かへ)りかの聲(こゑ)を聞(き)くより...
樋口一葉 「にごりえ」
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