...底知れぬ氷河の割目に落ちこんでしまったのです...
池谷信三郎 「橋」
...齒のない口が底知れぬ洞穴の樣に見える...
石川啄木 「散文詩」
...底知れぬ胸の動搖の浪をあげて居る...
石川啄木 「漂泊」
...奥底知れぬ灰色と...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...それぞれの無頼漢に対して抱いていた無言の底知れぬ軽蔑(けいべつ)感を考えて...
太宰治 「親友交歓」
...その底知れぬ悲しみの...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...底知れぬ闇の中まで...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...喜びとは忽ち底知れぬ絶望と懊悩(あうなう)とに変つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...「小野さん三条(さんじょう)に蔦屋(つたや)と云う宿屋がござんすか」底知れぬ黒き眼のなかに我を忘れて...
夏目漱石 「虞美人草」
...男は底知れぬ勇気と果敢な行動で...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...みんな自分の実際の気持ちを裏切って相手に不利に解釈されていることに気がついて底知れぬ不安に打たれた...
平林初之輔 「犠牲者」
...私の魂は底知れぬ泥ぬまの中にひきずりこまれたようだとか...
三浦環 「お蝶夫人」
...これに伴う底知れぬ魅力とを持っているものなのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……生れて初めて見る稲妻色の光りの束……底知れぬ深藍色(しんらんしょく)の反射……静かに燃え立つ血色の焔(ほのお)……それは考える迄もなく...
夢野久作 「一足お先に」
...この濁った底知れぬ虚無の街の上海(シャンハイ)に妻を娶(めと)りに来たのである...
横光利一 「上海」
...その底知れぬ深謀の眸(ひとみ)も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...底知れぬ深淵の上に口を開けていて...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...足元の底知れぬ淵と蜂の巣状にどこまでも続く巨大山地内部の穴の中にペンギン以外のどんな生物が隠匿されているのだろうかと思ったのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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