...雪が硬い上に鏡のような雪が底の見えない谷に落込んでいる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...深い深い底の見えない穴の口に...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...急に底の見えない谷を覗(のぞ)き込んだ人のように...
夏目漱石 「こころ」
...覗(のぞ)いて見ると底の見えない絶壁を...
夏目漱石 「夢十夜」
...女というものは誰もみな覗(のぞ)きこんでも底の見えない...
久生十蘭 「鈴木主水」
...底の見えない洞穴へでも墜落する思いであった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...底の見えない湖のように澄んでいるのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索