...俺の心に注ぎ込まれる凡ての經驗は底の方で淋しい音を立てるのみで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...短い茎を持つて底の方に咲いてゐる雄蕋の花はどうするのだらう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...底の方には蜂の出入口になる小さな穴が三つ穿(あ)いてゐます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それには、底の方に、三分の一ばかりの黒い液体が残っていた...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...粉薬はソーダ水に落ちてツーッと底の方へ沈んで行った...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...財布を開けると今朝細君の著物を曲げ込ませて拵えた銀貨が淋しく底の方に光つてゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...何遍も味わってみるとシットリと底の方から味が滲(にじ)み出してくるごとく感じられるのは...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...一番底の方に入れてあった畳紙(たとう)を出して紐(ひも)を解いたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...水の底の方へ小さく小さくなってゆきました...
夢野久作 「ルルとミミ」
...というのは、快楽を主としたそれらの作品の間にも、底の方に、アッチカのなだらかな丘陵の線が清澄な空に微笑(ほほえ)んでいないでもなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...底の方から、何か、鬼気が、迸(ほとばし)るように――声はかれたし、足腰は立たぬようだし、よいよいの歩くように、それでいて、歩き出すと、歩くし、何うだ、あの修法中の凄まじい懸声は――」「然し、ああなると、いかに、兵道の妙技を極めているにしても、もう、長くはあるまいぞ...
直木三十五 「南国太平記」
...隨分火口の底の方まであると云ふ事を何かの本でみましたが...
林芙美子 「大島行」
...一字一字とたどって居るうちに自分の気持とこの中にみちて居る気持とあんまりぴったり合うのにおどろいた心を底の方からうずく様な何とも云われない気持が雲の様に湧き上って来た...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...案外心の底の方では...
三好十郎 「肌の匂い」
...六本の箸(はし)で根気好く今の通りの順序にして攪廻(かきまわ)していると最初は底の方に少しばかりあった白身が泡立って殖(ふ)えて湯呑一杯(いっぱい)になります...
村井弦斎 「食道楽」
...ずっと底の方へかくれてしまって...
室生犀星 「不思議な国の話」
...底の方へは何入れとるか知れたもんやない...
夢野久作 「名娼満月」
...雪を被った全市街の上にうららかに射し渡した日光の底の方には微かに霞が醸されている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
- ゴルファーの山下美夢有さん: 米国女子ツアーで逃げ切り4勝目を飾った 🏌️♀️
- 歌手の山下達郎さん: 1983年の代表曲「高気圧ガール」がCMソングに採用された。😊
- フィギュアスケート選手の三浦璃来さん: フィギュアスケートペア選手で、木原龍一との婚約を発表した。😊
時事ニュース漢字 📺
