...たった十一文の銭を捜すために四両の金を使ったこの父の心底がわかるか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...しまひには底がわかつて了ふし...
田山花袋 「道綱の母」
...あるいは底がわからぬこともある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...首を傾けて「調所の心底がわからぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...山の奥底がわかりませんからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...話の底がわからないという感じをもたせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「原田の心底がわからぬ」――はあ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しかしそうしていろいろと分析して成る程というドン底がわかると...
夢野久作 「実さんの精神分析」
...「あのお方の御精力というものは底がわかりません」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...この婆の心底がわからぬかいの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ちょっと底がわからないような人物だと私は思う...
吉川英治 「宮本武蔵」
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蝕まれた 厭倦 惚れて通えば千里も一里
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