...床板がガタついているので、修理しなければならない...
...彼女は床板の上で寝ている...
...床板が腐って穴があいた...
...床板の上に新聞を敷いて、物音が出ないようにした...
...床板を張り替えるために、DIYをやってみた...
...――三日目に、仕入の約二十倍に売れたという味をしめて、古本を買込むので、床板を張出して、貸本のほかに、その商(あきない)をはじめたのはいいとして、手馴(てな)れぬ事の悲しさは、花客(とくい)のほかに、掻払(かっぱら)い抜取りの外道(げどう)があるのに心づかない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...もしだれかが、わしのるすのあいだに、ここへしのびこんだとしても、たたみをあげ、床板をはずし、土を掘って、塔を持ちだすなんてよゆうは、まったくなかったはずだぜ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...床板の下に両ひざをつきながら...
鈴木三重吉 「ざんげ」
...床板に穴を開ける手数だけでも省ける...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...グラスを床板に叩きつけました...
豊島与志雄 「乾杯」
...堂宇の床板も朽ちたる処あり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...左様に時代のついた金碧さんらんたる壁画の下の床板が...
中里介山 「大菩薩峠」
...何分ひどい闇で一寸先も判りませんが、床板一枚の下は、數丈(すうぢやう)の絶壁(ぜつぺき)といふことだけは、遙かに聞える水音で判ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...床板を下から打ち抜きさえすれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天井にも床板にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...焔は天井を甞(な)め、床板を這つて、ジリジリと二人の身近に死の舌を近づけるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...床板にねじで留めて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この部屋はとてもまずく床板が張られたり...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...地震と同時に我々親子三人は寝たまま床板ぐるみ...
武者金吉 「地震なまず」
...乾いた音を立てて床板の上へ落ちた...
山本周五郎 「花も刀も」
...床板を、その畳を、早く圧(お)ッ伏(ぷ)せろ...
吉川英治 「大岡越前」
...蚕婆(かいこばばあ)はすぐもとのとおり床板(ゆかいた)や蓆(むしろ)を敷(し)きつめ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...では寝床のわきの床板(ゆかいた)をはねあげてみよう」と...
吉川英治 「神州天馬侠」
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