...床山(とこやま)が飛んで来て『鬘の地金(ぢがね)が曲つては困ります...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...楽屋中へ不時の通達なすべき事件ある折には役者の部屋々々大道具小道具方衣裳床山囃子方等(とこやまはやしかたとう)楽屋中漏れなく触れ歩く事等なり...
永井荷風 「書かでもの記」
...それより床山を間にして間口(まぐち)甚(はなはだ)ひろきものは即(すなわち)菊五郎の室にして隣りは片岡市蔵(かたおかいちぞう)それよりやがて裏梯子の降口(おりくち)に秀調控へたりき...
永井荷風 「書かでもの記」
...床山(とこやま)がかけ廻る...
中里介山 「大菩薩峠」
...居残りの床山であろうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...花柳の衣裳つけになったオコ太郎をよんで、床山のマア公と、のませ、南へ出て、両名を送り込ませ、帰宿...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...床山来りオデコにねば土をくっつけ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...衣裳・床山への心附もさせてしまふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...床山がハゲヅラをつける時...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...竹柴・床山のマー公を連れて飲みに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...床山(とこやま)に鬘(かつら)をはずさせながらたずねると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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