...先づ床しいものは其家の主人である...
會津八一 「趣味の修養」
...奥床しい門構えの家だった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...奥床しい感激があるのです...
上村松園 「無表情の表情」
...切子の美しい香水瓶が憐れに破われて煙臭い塵臭い中に床しいホワイトローズの香気を漾(ただよ)わしていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...また床しいことであると話したり...
大下宇陀児 「擬似新年」
...はるかに奥床しいところがある...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...まことに奥床しいかをりである...
種田山頭火 「其中日記」
...つゝましやかにつぎはぎのしてあるは主婦の心がけも見えて却つて奧床しいもので御座います...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...床しいてやろうか...
徳田秋声 「縮図」
...床しいような気がする...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...少し清算して奥床しい家に引越したいものとも考えています...
林芙美子 「新版 放浪記」
...むかしはどんなにか美しかったであろう奥床しい眼差の中にも...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...竹の櫺子(れんじ)をつけたいかにも床しい数奇屋がまえなのに...
久生十蘭 「ユモレスク」
...二階に床しいて、セリフを覚え始める、ねころんでやってるとトロ/\とねむくなり、つひにねちまふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...食事をすませると床しいて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...リルケにあんなに好い手紙を貰つた若い詩人の悲劇らしく奧床しいと考へてゐたが...
堀辰雄 「夏の手紙」
...香り床しいクリサンセマムドワーフの鉢が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...近ごろ床しいお話...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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