...わしを、庇い、且つ、月丸を、庇って、純一無類、それが、不偏不倚(ふき)、無一無適の意(こころ)じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...特別に庇い立てするなどということは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...庇い立てをすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一度は泥棒を庇い立てしたお浜が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お艶に駆落をすすめたそうですよ」「お艶は幾太郎を庇いながらそんな事をペラペラ饒舌(しゃべ)るのか」「ヘエ――」「薄情な女だな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真弓殿、庇い立てすると、危い」「あれッ、堪忍して」わななく二つの掌(たなごころ)が白刃を潜って執抛(しつこ)く附き纏(まと)うには、半沢良平も悉(ことごと)く持て余しました...
野村胡堂 「百唇の譜」
...(包を捨て脇差に手をかける)おきぬ (寝ている太郎吉を庇い)お前さん...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...(太郎吉を庇い、夫を庇って起つ)三蔵 また来やがったか...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...立ち去る気にならず)徳之助 (おなかを庇い恐怖と闘いつつ岩の蔭に少しずつ入っていく)――政さん――政さん...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...つまらぬ庇いだては...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あなたが庇いたてをしたばかりに...
久生十蘭 「あなたも私も」
...愛一郎という青年を庇いだてするような真似をしたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...こうまで熱烈に庇いたてするのか...
久生十蘭 「あなたも私も」
...踏絵や山木を庇い立てしたって一文の得にもなりゃあしねえ...
久生十蘭 「魔都」
...庇い立てするところを見ると...
久生十蘭 「魔都」
...避難民中の女 (嬰児を庇いながら狂的に)御城主の弟様...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...人前では父の非行をあくまでも庇いたてるというのが母の常である...
矢田津世子 「女心拾遺」
...愛情をもってこれを庇い...
和辻哲郎 「鎖国」
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