...湯は竈屋の庇(ひさし)の下で背戸の出口に据えてある...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...こういう人物を俺は買うね」俺を庇(かば)うというよりは...
高見順 「いやな感じ」
...北条氏等の庇護(ひご)を得たのも偶然でないが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...内心秀次を庇(かば)う気があるのでその暴状を事々しくは述べ立てゝいないが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...庇(ひさし)が藁葺(わらぶき)で燃えがよい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番頭の孫六が日頃庇つてゐたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右手の三軒長屋は庇(ひさし)が傾いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人間一人を綱で庇へ吊るためには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「八、面白いものを見せる、來い」「へエ」「それね、此庇から、離屋の欄間は手が屆くだらう、鼻の先の蔀(しとみ)を開けさへすれば、その中に居る内儀お駒の樣子が手に取るやうに見えるわけだ」「親分はもう、この謎はわかつたでせう」「解つたつもりだ、もう一度離屋へ來い」「何をやらかすんで」「お前は離屋の入口に頑張つて居て、一番先に飛出した人間を縛るのだ、少し手剛いぞ」「何んの」「それから、家中の者を一人殘らず離屋へ呼んで來い」「合點」八は張り切つて飛んで桁きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心にもなく庇いたてしようとするのが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...二尺ほどの狭い庇合(ひあわ)いを...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...それの直接の庇護(ひご)のもとにある移民であった...
本庄陸男 「石狩川」
...家々の庇合(ひあわ)いにはあらゆる種類の洗濯ものと内地人や半島人のかみさんたちと子供たちと病人とが動いているのであった...
「朝の風」
...吃驚した」万三郎はかよを背中で庇(かば)いながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...新八は畑姉弟をうしろに庇(かば)った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...眉庇にとった木剣が...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かれを庇護(ひご)しているものとみえる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信忠の庇護の下にかなりの収穫があった...
和辻哲郎 「鎖国」
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