...その広々とした氷の上に...
海野十三 「大空魔艦」
...そして広々とした玄関前にぴたりと止まると...
薄田泣菫 「茶話」
...広々とした耕野の道へ出た時...
相馬泰三 「野の哄笑」
...そして便所も広々として明るくて...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...二階からの眺めは広々としてゐた...
田山録弥 「紅葉山人訪問記」
...広々した庭を献納したことなどが...
徳田秋声 「あらくれ」
...低い垣根に仕切られた広々した庭が...
徳田秋声 「あらくれ」
...広々した自分の寝室(ねま)の臥床(ねどこ)に手足を伸ばすのが心持よかった...
徳田秋声 「爛」
...広々とした座敷を指して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...画室は広々としていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...見渡す限りはてもない広々とした牧場で...
豊島与志雄 「夢の卵」
...前よりも亦一層広々(ひろ/″\)と...
永井壮吉 「冬日の窓」
...広々した人間の中へ届く光線は一縷(いちる)もないのでしょうか...
夏目漱石 「明暗」
...正三は広々とした道路のはてに目をやつてゐた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...三十畳程の広々とした部屋で...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...中は広々とした立派な屋敷で...
柳田国男 「海上の道」
...広々しい野原の末の中空に...
若山牧水 「木枯紀行」
...広々した野原へ出て...
若山牧水 「渓をおもふ」
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