...幾年もの間、あなたを待っていました...
...彼女は幾年もの間、海外で勉強していた...
...幾年もの歳月をかけて、その建物は完成した...
...幾年もの間、コレクションを集めていました...
...幾年かにわたって、その地域で研究を行っています...
...十幾年と云ふものを徒らに鎖されたる扉の前に立盡してゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...この幾年に幾度も思ひしはこの家のこと...
石川啄木 「詩」
...幾年の落葉の朽ちた土に下駄が沈んで...
石川啄木 「鳥影」
...この幾年に幾度も思ひしはこの家のこと...
石川啄木 「呼子と口笛」
...いつかは話すかも知れません――幾年かたつて...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...幾年かのちにこの小説を手に取るやうなことでもあるならば...
太宰治 「道化の華」
...生活も質素な幾年かを...
徳田秋声 「仮装人物」
...それから幾年もたつて後...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...幾年も禁錮されたら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やがて幾年の後には噴火をやめて並の山になろうという途中なんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから、幾年経たか、或ひは次の年位ゐか、はつきりしないが、江野村の井村氏を私は訪ふた...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...その後幾年か経(た)った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...幾年ぶりかで穴ぐらから外気の中に運び出された...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」
...けれ共幾年かの後は私が守られる人となるのである...
宮本百合子 「悲しめる心」
...道草わが妻とともに語らひ町へ出でゆかざること幾年になるべき...
室生犀星 「忘春詩集」
...幾年か後、アメリカかどこか、異国の都市に住まいながら、成人したこの少女は、問われるままに、きっとこう答えるだろう...
山川方夫 「昼の花火」
...このさき幾年生きていられよう...
吉川英治 「三国志」
...生活費だけは幾年も送金してくれているとか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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