...幾年もの間、あなたを待っていました...
...彼女は幾年もの間、海外で勉強していた...
...幾年もの歳月をかけて、その建物は完成した...
...幾年もの間、コレクションを集めていました...
...幾年かにわたって、その地域で研究を行っています...
...幾年来の習慣で朝寝が第二の天性となつて居るので……午後の三時...
石川啄木 「雲は天才である」
...幾年來の習慣で朝寢が第二の天性となって居るので……午後の三時...
石川啄木 「雲は天才である」
...君の我を愛せらるゝこと、今にはじめぬ事ながらと、感喜踊躍して、さて思へらく、かゝる機會は多く得べからず、父の養ひはすでに終へつ、おのれは次子なり、家兄は存せり、家の祀、母のやしなひ、托すべき人あり、また妻もなく子もなし、幾年にてもあれ、海外に遊びてあられむ程はあらむ、いづこにも青山あらむ、海外にて死にもせむ、さらば、この土に、何をか一事業をとどめてゆかむ、その業は、すなはちこの辭書なるめり、いよ/\半途にして已むべきにあらず...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...その後幾年か過ぎた...
薄田泣菫 「茶話」
...そして大帝国を――幾年も彼女は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...――幾年もむかしのこと...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...春夏秋冬が交る/″\過ぎて、幾年にかなつた...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...庸三の下宿時代から家庭生活時代へかけての幾年かに亙(わた)って...
徳田秋声 「仮装人物」
...もう幾年にもなった...
徳田秋声 「黴」
...私は幾年ぶりかで...
徳田秋聲 「和解」
...幾年かがかくして過ぎ去った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...顧れば十幾年前(まえ)芝居町(しばいまち)なぞで能(よ)く見た折の金四郎と今日(こんにち)の左衛門尉とを思い比べると実に不思議な心持になる...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...幾年月の悲しみ幾年月の涙...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...もっとも後半の十幾年は...
野村胡堂 「胡堂百話」
...幾年に一度も御覧にならぬほどのものを...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...三十幾年の長い間...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...幾年でもおいでになられるがよい」「まことに面目もありませぬ...
吉川英治 「三国志」
...二十幾年の歳月が経っている――...
吉川英治 「親鸞」
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