...幾分お待たせしましたか? (How long have you been waiting?)...
...彼女の態度は幾分不機嫌なように見える...
...彼の発言は幾分的外れでした...
...彼は幾分震えながら話しました...
...この問題については、幾分微妙な状況です...
...こうすれば幾分高価に売れるという企(たくら)みからだろうと思います...
上村松園 「迷彩」
...寓話であるべきものが幾分平凡な物語になっていて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...彼の善のいくらかをほどこされ――その毒素の幾分かがわたしの血に混ざるのを恐れるからである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...フリーデマンと話をすると幾分の気晴しを見出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近い肉親であればそれが幾分かはやわらいだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...お銀様の心を幾分いらだたしめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その褐色の程度に幾分の差があり...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...鼬は亀よりは幾分ましでした...
新美南吉 「赤い蝋燭」
...しかし用意が行き届いていただけに幾分か損害が軽かったかも知れぬ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...幾分心を労することもあるなるべし...
野中到 「寒中滞岳記」
...幾分でも吉原を明るくしたかわりに養家はつぶしてしまった人...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...我國に於て幾分にても之に比すべきものありとすれば...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...数年前に逢ったときから見ると顔など幾分老(ふ)けたようだが...
堀辰雄 「菜穂子」
...幾分疲れ気味の探偵がずっと宝石を監視している部屋は大広間の横にあり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...きっと幾分ましだろうと思い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その幾分というものも...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...幾分の狼狽さえ交じっていた...
吉川英治 「源頼朝」
...幾分かの意地とか面目とかいうものは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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