...幾分お待たせしましたか? (How long have you been waiting?)...
...彼女の態度は幾分不機嫌なように見える...
...彼の発言は幾分的外れでした...
...彼は幾分震えながら話しました...
...この問題については、幾分微妙な状況です...
...幾分(いくぶん)曖昧な点があったにせよ...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...一(ひと)たび金に触(ふ)るるや必ずその幾分かを自己のポケットの中に収めずにはおかぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...幾分か副船長の役を勤めることになった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...これは間もなく長男の光太郎が生まれましたので幾分かまぎれました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...裁判長閣下は(たぶん例のジョージ・ウォシントンの件を心に思い浮べていたのであろう)彼等の意見が一致しないということに幾分驚いた様子を示したが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...表付に幾分か相違があるが...
永井荷風 「寺じまの記」
...その上僕を蛇蝎(だかつ)の様に悪(にく)ませさえすれば幾分か償(つぐない)にはなる」「それが君の手際(てぎわ)で出来るかい」「出来ない」と代助は云い切った...
夏目漱石 「それから」
...幾分か片方で切りつめて余(あま)った energy をこちらの方に向ける...
夏目漱石 「無題」
...幾分上向きになつて...
北條民雄 「青年」
...小量でも出ると幾分気持が良い...
北條民雄 「続重病室日誌」
...その広い川幅は中央は幾分低くたるんでいた...
本庄陸男 「石狩川」
...また外部の船舶関係へ向っても幾分声を大にして呼ばれた訳である...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...ドブというのはあるいはそれよりも幾分水が多く...
柳田國男 「地名の研究」
...婆さんの方は幾分か柔和で小さく...
柳田國男 「日本の伝説」
...彼は幾分腹が立つた...
横光利一 「悲しめる顔」
...貧しい軍費ではあるが、幾分かをさいて、彼に与えるしかありますまいといった...
吉川英治 「三国志」
...幾分気がハッキリしてきたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...七時幾分かにわたくしたちの汽車は吉松に停まつた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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