...幾分お待たせしましたか? (How long have you been waiting?)...
...彼女の態度は幾分不機嫌なように見える...
...彼の発言は幾分的外れでした...
...彼は幾分震えながら話しました...
...この問題については、幾分微妙な状況です...
...幾分か時刻は早いのであるがここで中食した...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...今デハソレガ幾分楽シクサエアル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...幾分似通っている事も知っておった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...この事によりて、小生幾分か、釈迦(しやか)の大悲や、基督(キリスト)の大愛を味ひ得たる感有之候也...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...形式の上から見て幾分か類似した点がある...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...幾分か憤懣(ふんまん)の色を見せて言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...幾分かこの女の慰藉(いしゃ)になる様に感じた...
夏目漱石 「それから」
...あのうちで幾分か弁じたのが始りであった...
夏目漱石 「それから」
...幾分かその憶病さの度が募ったのでもあったが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...まだ幾分時もたたぬに...
正岡子規 「病」
...幾分か正確な解決に近づき...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...よかった!」幾分ふだんと変った声で云って...
「朝の風」
...次まで間があるから幾分ましでしょうと思われます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...直接の・手っ取り早い・しかも幾分危険な・処置を必要とする問題を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...粃の一種の幾分か實のあるものをさういふ...
柳田國男 「食料名彙」
...幾分なりとも認めてもらわなければ...
夢野久作 「暗黒公使」
...乳の柔らかいふくらみや少しく腰をまげたところは幾分扉絵の気分にも似通っている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...暖かき円満なる家庭を有するものは人生に幾分の同情を有し悲哀の興趣を味わい自己を自覚せる人である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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