...「幾人かの友達と一緒に出かける」...
...「幾人かの選手が代表に選ばれた」...
...「幾人もの客が店に入ってきた」...
...「幾人もの犠牲者が出た交通事故」...
...「幾人もの人々が希望を持って集まった」...
...これからしやうとする男子のうちに真に結婚する迄純潔を保つてゐる人が幾人あるかと云ふことを考へて見ると私はそれにくらべて女子のしをらしさをおもふと腹立たしくなる...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...十幾人かの巡査どもが続いて乗りあがるとすぐ自動車は走り出した...
大杉栄 「日本脱出記」
...幾人かの教父の本を一册一册手に取つて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...今沐浴から上ってきたらしい幾人かの美しい侍女が足許に跪(ひざまず)いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...これらの省察を印刷に附せられる前に檢討して貰ふために送つた幾人かの智能と學識とによつてすぐれた人々の駁論に對して答へるであらう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...古来より世の圧制君主にして民権を圧制せんがために国権拡張に従事したるものそれ幾人かある...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...村の者達は幾人か連れ立って...
豊島与志雄 「土地」
...幾人か切ったに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本にも幾人かのドイツ人をまねいて...
蜷川新 「天皇」
...十幾人の多勢です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あなたのような若々しい方は幾人(いくたり)もありはしません...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...はなやかな十幾人が内大臣を取り巻いていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...隣りの町内でも幾人か死んだ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...早朝から家士が幾人も市中へ出ていった...
山本周五郎 「花も刀も」
...幾人かの軽装な捕手が...
吉川英治 「江戸三国志」
...一世紀に幾人と出るか...
吉川英治 「折々の記」
...なおそれから幾人もの手を転々して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...馬をつないでわらわらと幾人かが駈け去ってゆく...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索