...「幾人かの友達と一緒に出かける」...
...「幾人かの選手が代表に選ばれた」...
...「幾人もの客が店に入ってきた」...
...「幾人もの犠牲者が出た交通事故」...
...「幾人もの人々が希望を持って集まった」...
...現在の文壇で幾人も久米の右へ出るものはないでしょう...
芥川龍之介 「久米正雄氏の事」
...今沐浴から上ってきたらしい幾人かの美しい侍女が足許に跪(ひざまず)いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...もっとも強い人々も幾人かかつてそれに害せられた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人分の座席に寝そべっている者が幾人もあるが...
豊島与志雄 「風俗時評」
...わが党は幾人であるのか? この仕事は明日へ延ばすべきものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...振乱す幽霊の毛のように打なびく柳の蔭(かげ)からまたしても怪し気なる女の姿が幾人(いくたり)と知れず彷徨(さまよ)い出(い)で...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...幾人あるか知れないということであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...放つて置くとあと幾人害(あや)めるか解らないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...京に幾人といふ名人になつた又三郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十幾人ただ滅茶滅茶にキャッキャッと言っていたというだけです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幾人の老人が自分で自分の病氣を作つて居ることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...本当にわが子を立派に育てた親が幾人あるだろう...
羽仁もと子 「最も楽しい事業」
...「第二十七流刑管区(オルグ)」の幾人かの人間がみずから喰うための...
久生十蘭 「地底獣国」
...途中に幾人(いくたり)もいたじゃありませんか...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...もう幾人もそういう人にぶつかって来ましたが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...汚れた顔をした若い娘たちと幾人もすれちがいながら...
堀辰雄 「楡の家」
...三十幾人かの子持ちであったとも伝えられて...
柳田国男 「海上の道」
...幾人となく」夫婦(ふたり)にも分っていた...
吉川英治 「私本太平記」
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