...「幾人かの友達と一緒に出かける」...
...「幾人かの選手が代表に選ばれた」...
...「幾人もの客が店に入ってきた」...
...「幾人もの犠牲者が出た交通事故」...
...「幾人もの人々が希望を持って集まった」...
...これはほとんど病苦と云うものの経験のない、赭(あか)ら顔の大男で、文武の両道に秀(ひい)でている点では、家中(かちゅう)の侍で、彼の右に出るものは、幾人もない...
芥川龍之介 「忠義」
...栃木山と一緒に附出(つけだ)しとなつて初めて土俵の砂を踏んだ力士(すまふとり)が十幾人かある...
薄田泣菫 「茶話」
...親の目には幾人子供があろうと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...したがって何(ど)んな客が幾人乗るか...
田中貢太郎 「飛行機に乗る怪しい紳士」
...長い剣を下げた士官が幾人となく出たり入ったりしている...
田山花袋 「一兵卒」
...幾人もの子供達を育てて来て...
徳田秋声 「町の踊り場」
...その後も幾人かの盜伐者が捕えられたが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...日本の手紙すら滿足には書き得ない知名の外交官に幾人(いくたり)邂逅したであらう...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...自分は当時の世間(よのなか)に事実全身に刺青(ほりもの)をなし万引(まんびき)をして歩いたやうな毒婦が幾人(いくたり)あつたにしても...
永井荷風 「虫干」
...人はみんなで幾人ぐらい来ているな」「お侍が二人に...
中里介山 「大菩薩峠」
...幾人かの暴君もあった...
蜷川新 「天皇」
...それでは皆の衆」「ハッ」十幾人のお腰元...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...其處には派手なお内儀のお千世を始め、老番頭忠助、書き役又六、甥の傳七郎を始め、小僧、下女まで十幾人、固唾(かたづ)を呑んで控(ひか)へたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今(いま)まで幾人(いくたり)も男(をとこ)を使(つか)つたけれど...
樋口一葉 「たけくらべ」
...昔より幾人もなかりしぞとよ...
宮崎湖処子 「空屋」
...早朝から家士が幾人も市中へ出ていった...
山本周五郎 「花も刀も」
...幾人もの郷士たちが座列を作って...
吉川英治 「江戸三国志」
...幾人となく眼の下の坂に見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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