...また研究者としては幾世紀の科学者中ことに群を抜いた大発見をなした偉人と称(たた)えられるようになったが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...幾世紀かの年月を閲(けみ)するうちに...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...幾世紀かの後にはそれを実現するだろう...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...すなわち幾世紀かの存在によって神聖なものとされて来た諸制度を数年間にもつくりかえる勤めを成就することができるのである...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...今の世代は幾世紀もまえにインディアンがなし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼女のおどろくべき美と幾世紀間も衰えぬ彼女の若さのために...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...幾世紀の間も揺すってやったがように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...来たるべき幾世紀間にわたる豊饒(ほうじょう)な巨大な生命だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幾世紀かの間地下に隠れ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幾世紀の最高天に毎瞬時戦勝の星座を開かしめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すぎ去つた幾世紀の影を与へてゐる...
三好達治 「測量船」
...「逢ふことの難(かた)きを今日に限らずばなほ幾世をか歎(なげ)きつつ経んどうなってもこうなっても私はあなたにつきまとっているのですよ」宮は吐息(といき)をおつきになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幾世紀間の爭鬪を物語り...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...さしも新羅三郎(しんらさぶろう)以来二十幾世という御旗(みはた)楯無(たてなし)の名家も...
吉川英治 「新書太閤記」
...無縁ぼとけあはれ起すな幾世かも雨露の眠りの安けらしきを小田原やここ父祖の地と聞くからにどこやら父に似し人の行くそろそろ梅雨じめり...
吉川英治 「随筆 新平家」
...もう幾世紀にわたる特権の中にわがままを振舞ってきた...
吉川英治 「平の将門」
...富士の火山灰はそれを埋め――やがて幾世(いくよ)をふるうちに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...きん作がためには後生をねがいまつるに侍(はべ)る幾世の後...
吉川英治 「宮本武蔵」
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