...幾万の選手たちが大会に参加した...   
...彼女は幾万の人々を笑顔にした...   
...幾万もの星が空に輝いていた...   
...幾万通りのアレンジができる料理だ...   
...幾万の人々がそのニュースに反応した...   
...「一等幾万円」にはちょっと心が動いたが...   
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」 
...贋物(にせもの)6・6(夕)村井吾兵衛(きちべゑ)が伊達家の入札で幾万円とかの骨董物を買込んだといふ噂を伝へ聞いた男が...   
薄田泣菫  「茶話」 
......   
鶴彬  「鶴彬全川柳」 
...その青さの中を美しい多比良がにが幾千となく幾万となく...   
永井隆  「ロザリオの鎖」 
...と俺達は愛そう!親を子を兄弟を幾百の幼児を殺し幾万の兄弟をベルトに巻いた奴等に向って戦への旗を押し進めよう!子を愛する自由を奪われている一人の母よ総べての小作人の母達よ今こそお前等は全世界の婦人労働者の一人として俺達の戦列へ加わるのださあ母よ行こう!伜と一緒に――伜と同じ道を進むのだ...   
長沢佑  「母へ」 
...噴火孔(ふんかこう)から吹き出す幾万斛(いくまんごく)の煙りは卍のなかに万遍(まんべん)なく捲(ま)き込まれて...   
夏目漱石  「二百十日」 
...このライフル本はおおいにあたって発売数幾万にのぼった...   
服部之総  「福沢諭吉」 
...突破しろ!轟け! 幾万の歌声――響け! 強力な跫音――ええ涙ぐんでる奴は誰だ!兄弟! 小憎らしい程嬉しい日だよ...   
波立一  「五月一日」 
...幾万もの民の辛苦...   
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」 
...幾万もの中から一人を得ることができるという企てにてございます...   
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」 
...〈敵ハ幾万アリトテモ スベテ烏合ノ勢ナラズ 烏合ノ勢ニ非ズトモ 味方ニ正シキ道理アリ 邪ハソレ正に勝チ難ク……〉二万十郎は剣舞で練(きた)へあげた「満身の鉄骨と憂国の血涙」と自ら誇る五尺の体躯を(彼は丈が真実五尺であつたが...   
牧野信一  「サクラの花びら」 
...元田永孚(えいふ)先生の如きはこの一節を説明するにも幾万言を費し...   
正宗白鳥  「論語とバイブル」 
...それといっしょにまた幾万といふ鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです...   
宮沢賢治  「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」 
...体の軟い弱い蝶々は幾万とかたまって空を覆って飛び...   
宮本百合子  「結集」 
...こまかいケイに沿うていろいろの幾万の字は皆このペンがつむぎ出したのですもの...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...まだうしろには幾万の予備もあるとしている官軍だった...   
吉川英治  「私本太平記」 
...よしや尊氏が幾万の兵を持って来ようとも...   
吉川英治  「私本太平記」 
...かつてそこでは恐らく幾万の人々がわめき叫んで...   
吉田絃二郎  「八月の霧島」 
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