...幾万の選手たちが大会に参加した...
...彼女は幾万の人々を笑顔にした...
...幾万もの星が空に輝いていた...
...幾万通りのアレンジができる料理だ...
...幾万の人々がそのニュースに反応した...
...空中に幾万となく数知れず浮游していた蚊を...
池谷信三郎 「橋」
...国家の叙任を受けた幾千幾万の官吏によってその臣下を支配しようとする...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...幾千年幾万年の習慣の中に育って来て...
大杉栄 「男女関係について」
...幾万円払つた骨董が宅(うち)の土蔵にしまひ込んであるとなると...
薄田泣菫 「茶話」
...エジプトの王であるファラオたちの墓にとピラミッドを築いた幾万の人間はニンニクを食とし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...という人によって毎日のように幾万幾十万という句が作られつつあるのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...我らの動きを凝視している幾千幾万という人の群れ!呀(あ)っ! と思わず我々は声を立てずにはいられなかった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...古来存在した幾万億の仏達...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...幾万という雑誌読者が皆そうした光栄に浴するのである...
戸坂潤 「社会時評」
...一ミリの幾万分の一という...
中井正一 「図書館法の成立」
...偽教師に警戒せよ! 偽教会にだまされるな! ああ幾万の信徒もろとも地獄に突進する偽の宗教列車のいかに多いことか!天国行きの列車は教皇を機関手とするカトリック教会のほかにありません...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...今となっては百姓幾万の命を救うため...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...敵は幾万ありとても...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...このライフル本はおおいにあたって発売数幾万にのぼった...
服部之総 「福沢諭吉」
...霧は幾万の微粒子となつて重なり合ひながら...
北條民雄 「青い焔」
...先き頃東京では幾万の戦災者を出し...
三浦環 「お蝶夫人」
...幾万の死者が出ようも知れぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...幾万の将兵も、その根幹に精髄(せいずい)をうしなえば、また片々たる落葉の脆(もろ)さに似てしまう...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索