...そこがわたくしの能楽道楽なところでこういうものなら幾らでも描いてみたい希望をもっています...
上村松園 「「草紙洗」を描いて」
...」「日当なんか幾らでもよござんす...
薄田泣菫 「茶話」
...其にしても常藏にして若し辯護せうとすれば幾らでも辯護の餘地はあつたのだ...
高濱虚子 「續俳諧師」
...各回競馬の走り出すまえに駈けてって、幾らでもいい、馬の名を言って金を出すと、引きかえに番号のついた札(ふだ)をくれるから、もしその馬が勝てば、札を示して何倍かの金を受取り、負ければ、癇癪を起して札を破いちまえばいい...
谷譲次 「踊る地平線」
...定本を作つた以上は幾らでも寫本が作れるといふことを書き...
内藤湖南 「支那目録學」
...殊にアメリカ映画なぞには幾らでも現れる...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...幾らでも、全く可笑しい位幾らでも、捕(つか)まるのだ...
中島敦 「環礁」
...幾らでも金を使っていたことをうかがわせた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...あの素晴らしいオランダ渡りのシャツだって幾らでも手に入れることが出来るんだからなあ!』それからもう一つ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...幾らでも泣けさうな気がする...
牧野信一 「香水の虹」
...その実例は幾らでもある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...幾らでも立ちつづくべき御城下(ごじょうか)であった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...買おうとさえ言えば幾らでも売るのが当り前で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...お小言なら幾らでも聞きますよ...
山本周五郎 「新潮記」
...おらあ時間は幾らでもあるんだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...まだあとから古木家の男たちが幾らでも加勢に来たでしょう...
山本周五郎 「風流太平記」
...幾らでも出てくるんですよ...
横光利一 「旅愁」
...寺の爺さんは私の出した幾らでもない金を持つて朝から麓へ降りて...
若山牧水 「山寺」
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