...彼女の機嫌は「変幻出没」だ...
...「変幻出没」する彼の気持ちは分からない...
...彼の態度は今後「変幻出没」するかもしれない...
...その作家の小説には「変幻出没」する世界観が描かれている...
...実力のあるアーティストは、常に新たな「変幻出没」をしている...
...むかしからたびたび変幻出没自在のはたらきをしています...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...さすがに変幻出没きわまりない怪猫の怨霊も...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...彼が奇々怪々なる魔術をもって幻出したる武備の妖星は忽然(こつぜん)としてその光を失うやもとより論をまたざるなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...畢竟(ひっきょう)するにかの希望的の光輝に反映して霎時(しょうじ)に幻出したるものにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...不平等主義ひとたび横行するときにおいては忽然(こつぜん)として貴族的の社会を幻出し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...生活せざるべからざる奇異の現象を霎時(しょうじ)に幻出するに至らしめたり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...奇怪な形象が、宙に浮んで、変幻出没して、朧ろな光が、その間に交錯する...
豊島与志雄 「操守」
...まず手に持っているのが槍だか竿だかわからないのに、その使いぶりときた日には格も法も一切蹂躪(じゅうりん)し去って野性横溢(おういつ)、奇妙幻出、なんとも名状することができないのがあまりに不思議でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここでは土を担いだり石を運んだりさまざまに変幻出没するけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...変幻出没を巧みにしようという輩(やから)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...場内の変幻出没のような夢の国の世界が現われたのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...解しきれない変幻出没――さすがの茂太郎が当惑しきって...
中里介山 「大菩薩峠」
...かの山海のあひだに變幻出沒するところのバンピール――怖るべき電氣猫...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...変幻出没の超人的行為の力を借りない点において...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...見あげる空には星の変幻出没が限りなかつた...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...変幻出没が自在なので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...これからお話致します正木先生の変幻出没的な御行動の一つ一つにも皆...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その一芸一能と変幻出没な化身(けしん)のもとに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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