...その頃訴訟のため度々(たびたび)上府した幸手(さって)の大百姓があって...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...喜兵衛は納得して幸手へ行き...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...故郷の三ヶ谷に残した子の十一歳となったを幸手に引取ったところが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...幸手からの電報が「一万余人コノ地ニ来レリ」と報じてきたし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...幸手(さって)から栗橋にかかり...
久生十蘭 「奥の海」
...幸手屋(さってや)の血統(ちすじ)は絶えるでしょう? それでは御先祖様にも...
二葉亭四迷 「平凡」
...幸手(さって)堤へ呼び出してとうとうおみねをバッサリ殺ってしまう...
正岡容 「我が圓朝研究」
...スマと謂つて居る例もある(幸手方言集)...
柳田國男 「食料名彙」
...スマといっている例もある(幸手(さって)方言集)...
柳田國男 「食料名彙」
...埼玉県の東部で幽霊花またはシンダモンバナ(『幸手(さって)方言誌』)...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ここで一路(ひとつ)になって奥州街道となる幸手(さって)の宿に入り込んだのは前の四人で...
吉川英治 「剣難女難」
...その先はずッと幸手(さって)まで宿屋がごぜえませんから...
吉川英治 「剣難女難」
...幸手(さって)の網屋で今宵は別盃を酌もうと云い出し...
吉川英治 「剣難女難」
...今の幸手(さって)の辺にかかってゆく...
吉川英治 「随筆 新平家」
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