...ただ幸いなことに河合も山木も...
海野十三 「火星探険」
...そして私は幸いなことに医学関係の男である薬剤師(L.A.C. : Licentiate of the Apothecaries' Company)ジョン・ジョセフ・ホワイティング氏の助けを借りて...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...ところが、ここに、幸いなことには、思いがけない縁故(えんこ)を辿(たど)って、いろいろあの山奥の方の地理や風俗を聞き込むことが出来た...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...幸いなことに、彼はこうした亢奮した瞬間にも、なおかつ冷静と敏活とを彼の両眼にたたえていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...二人にとって幸いなことには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこに蔭を落す椈(ぶな)や唐檜に、病人が医者の切開刀を盗み見るほどの神経がないとすれば、幸いなるかな...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それでおれには幸いなのだ...
夏目漱石 「行人」
...だが、幸いなことに、彼には私の声や身振りが気に入ったようでした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...幸いなことにフィールデンは詮索好きじゃないようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...ここにまことに幸いな事には...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...幸いなことに――この言葉はここでは少し妙な意味をもっている――私はまた当時思う存分に本を買うことができた...
三木清 「読書遍歴」
...ここにちょうど幸いな事がある...
村井弦斎 「食道楽」
...其の筆によってせめても其の面影が伝えられたのは何たる幸いなことか...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...しかし何たる幸いなことか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ただし幸いなることには...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...幸いなことには鳥の言葉は数がいたって少ない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...義手で……」「違う! 黙っとれ!――しかし幸いなことに命だけは助かって...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
...ルピック夫人は、「牛殺し、牛殺し」と喚いているが、はては、気が遠くなる、幸いなことに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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