...幸いにデビーが教授になったので...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...三藏は鋭鋒が幸ひに十風の方に外れたので少し安心してゐると...
高濱虚子 「俳諧師」
......
高見順 「死の淵より」
...何卒(なにとぞ)御身御大切に幸子がこの手紙を受け取った日の朝は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日本人として漬物と味噌汁と(そして豆腐と)のうまさを味はひえないものは何といふ不幸だらう(さういふ不幸は日本人らしい日本人にはないけれど)...
種田山頭火 「行乞記」
...酒があつて飯があつて、そして寝床があつて、ああ幸福々々...
種田山頭火 「其中日記」
...幸福よりも自己の信念のほうを取るためになさなければならなかった努力に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが幸福の追求である場合には...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかに光明や喜悦の冠をいただこうとも、人生の紅の時期を、幸福な愛を、いかに味わおうとも、それを忍ぶことができようか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我々は不幸にしてその時代に遭(あ)わなかったことを憾(うら)むくらいのものだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...依然として幸福であった...
夏目漱石 「それから」
...幸に今日は教育に経験のあられる...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...隣の植木屋幸右衛門の二階窓とは同じ高さで向き合っておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺の生活の中から「幸福」を摘み出そうとすれば...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...時として不幸な二人の不時の用に立つこともあるかと思い...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...世上一般の幸福をば損ずるのみにて少しも益するところあるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...母親はもううつとりと幸福さうな表情になつて...
北條民雄 「盂蘭盆」
...幸いに、堤(どて)は低いし、凍っている田圃であったが、戦機を外(はず)してしまったことは勿論である...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??