...年歯二歳にして既に政府運転の急行列車に突撃を試みたることあり...
谷譲次 「踊る地平線」
...年歯(としは)も行かない同士の無分別から起ったこととすれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...年歯(とし)にすると二十二三の時の事(こと)である...
夏目漱石 「点頭録」
...年歯(とし)より早く老けた...
夏目漱石 「道草」
...年歯(とし)を取ってからの初産(ういざん)だったので...
夏目漱石 「道草」
...「奥さんはずいぶん意地が悪いですね」「どうして? あなた方(がた)の御年歯(おとし)を伺ったのが意地が悪いの」「そう云う訳でもないですが...
夏目漱石 「明暗」
...あなたはそら今おっしゃった通りちょうどでしょう、それからお延さんが今年三になるんだから、年歯でいうと、よっぽど違うんだけれども、様子からいうと、かえって奥さんの方が更(ふ)けてるくらいよ...
夏目漱石 「明暗」
...年歯(とし)さえ若くって身体(からだ)さえ丈夫なら...
夏目漱石 「明暗」
...あんな事云ったって」「だから話してちょうだいよ」年歯(とし)の六つほど下な百合子の小供らしい心理状態を観察したお延は...
夏目漱石 「明暗」
...政治の年歯と関するの大なる以て知るべし...
正岡子規 「病牀譫語」
...其年歯には諸書に異同があるがわたくしは未だ考ふるに遑(いとま)がなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこでわたくしは幹枝(かんし)と年歯との符合するものを重視し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年歯(ねんし)に至っては全く所見がなかったからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...二人(ににん)年歯(ねんし)の懸隔は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...かつて自ら年歯(ねんし)を語ったことがないので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まだ年歯わずか十七歳で――...
吉川英治 「三国志」
...まだ年歯(ねんし)二十歳がらみの弱冠で...
吉川英治 「三国志」
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