...僧年歯六十許(バカリ)従フ二一童僧ヲ一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これ一は彼が年歯なお壮なるがため...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...時には私よりも年歯(とし)が若くって...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...母はこんな年歯(とし)をして懐妊するのは面目ないと云ったとかいう話が...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...兄などよりもずっと年歯上(としうえ)の男であったらしい...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...この姉とKとの間には大分(だいぶ)年歯(とし)の差があったのです...
夏目漱石 「こころ」
...けれども年歯(とし)の違だか段の違だか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...年歯(とし)より早く老けた...
夏目漱石 「道草」
...それをただ年歯(としは)の行かないためとのみ解釈した御常の観察は...
夏目漱石 「道草」
...「奥さんはずいぶん意地が悪いですね」「どうして? あなた方(がた)の御年歯(おとし)を伺ったのが意地が悪いの」「そう云う訳でもないですが...
夏目漱石 「明暗」
...あなたはそら今おっしゃった通りちょうどでしょう、それからお延さんが今年三になるんだから、年歯でいうと、よっぽど違うんだけれども、様子からいうと、かえって奥さんの方が更(ふ)けてるくらいよ...
夏目漱石 「明暗」
...あんな事云ったって」「だから話してちょうだいよ」年歯(とし)の六つほど下な百合子の小供らしい心理状態を観察したお延は...
夏目漱石 「明暗」
...政治の年歯と関するの大なる以て知るべし...
正岡子規 「病牀譫語」
...年歯の差は殆三十年を算したのであるが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そこでわたくしは幹枝(かんし)と年歯との符合するものを重視し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」試に榛軒の年歯を以てこれに配するに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二人(ににん)年歯(ねんし)の懸隔は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まだ年歯わずか十七歳で――...
吉川英治 「三国志」
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