...年歯(ねんし)僅(わず)か二十八歳の新理学博士になり...
海野十三 「階段」
...僧年歯六十許(バカリ)従フ二一童僧ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...わずか年歯(ねんし)二十三...
橘外男 「逗子物語」
...この姉とKとの間には大分(だいぶ)年歯(とし)の差があったのです...
夏目漱石 「こころ」
...けれども年歯(とし)の違だか段の違だか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...しかし御縫さんは年歯(とし)からいうと彼より一つ上であった...
夏目漱石 「道草」
...年歯より早く干乾(ひから)びた...
夏目漱石 「道草」
...年歯(とし)を取ってからの初産(ういざん)だったので...
夏目漱石 「道草」
...「奥さんはずいぶん意地が悪いですね」「どうして? あなた方(がた)の御年歯(おとし)を伺ったのが意地が悪いの」「そう云う訳でもないですが...
夏目漱石 「明暗」
...あなたはそら今おっしゃった通りちょうどでしょう、それからお延さんが今年三になるんだから、年歯でいうと、よっぽど違うんだけれども、様子からいうと、かえって奥さんの方が更(ふ)けてるくらいよ...
夏目漱石 「明暗」
...年歯(とし)さえ若くって身体(からだ)さえ丈夫なら...
夏目漱石 「明暗」
...あんな事云ったって」「だから話してちょうだいよ」年歯(とし)の六つほど下な百合子の小供らしい心理状態を観察したお延は...
夏目漱石 「明暗」
...年歯(としは)も行かないものに大人の労苦は重すぎると思うのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...歿年及年歯の記註不完全なるがために能はない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年歯(ねんし)に至っては全く所見がなかったからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そのとき次郎右衛門の年歯(としは)もまだ壮年だったから...
吉川英治 「剣の四君子」
...まだ年歯わずか十七歳で――...
吉川英治 「三国志」
...彼よりもはるかに実力もなければ年歯も若い曹操(そうそう)に倒されました」「弱者がかえって強者を仆す...
吉川英治 「三国志」
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