...「私の父は日本建築家協会に長年所属している」...
...然しそれはこの河が億劫(おくごう)の年所(ねんしょ)をかけて自己の中から築き上げたものではなかろうか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...東漸した文明とは年所を経るごとに益々その色彩を異にし来るのである...
大隈重信 「日本の文明」
...年所と共に発展の要素材料に殊異(しゅい)なるものを加え...
大隈重信 「日本の文明」
...年所を経ると共に分化するということは...
大隈重信 「日本の文明」
...相当の年所をさえ経たなら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...翌年所謂赤門文學「帝國文學」(月刊)が創刊された...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...年所を經るに從つて漸く尾大不掉の状を示し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...多くの年所を閲みして終始相提携し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...多くの年所を閲みして終始相提携し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人 姉妹旅人法螺吹きの泥棒少年所 森の近くの一軒家...
新美南吉 「ラムプの夜」
...父が多年所望(しょもう)して居た明律(みんりつ)の上諭条例(じょうゆじょうれい)と云う全部六...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この菩提樹渡来は相当ふるい年所をへていることが知られる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また竹は年所を経れば必ず花さくものなるかというにあえて必ずしもしかるに非(あ)らず...
牧野富太郎 「植物記」
...学校という学校へは入学せずにいろいろの学問を独学自修しまして多くの年所を費やしましたが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...例えばもしある国において労働者の年所得が貨幣価値において小麦十五クヲタアに当り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...二人がした悪事が年所を経ても磨滅せず...
南方熊楠 「十二支考」
...霞亭は文台の平生を叙して、「受学赤松滄洲翁、蚤歳継先人之志、潜心長沙氏之書、日夜研究、手不釈巻、三十年如一日矣、終大有所発揮、為之註釈、家刻傷寒論是也」と云ひ、凹巷は「聞先生終身坎※、数十年所読、唯一部傷寒論、其所発明、註成六巻、既梓行世」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」此年所謂又分家の伊沢氏では...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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