...この寫本に年代も記されてないが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...之は實は支那の前漢時代に比べまして、年代も古いし、それから記録もまだ十分に備つて居なかつた時でありまして、其の後に於きまして印度では、丁度やはり支那の劉向、劉の時代と同じ程度位の色々の學問が開けて來て、其の書籍も出來て來ました...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...伊佐我命の年代も必ずしも天穗日命を標準とすべからず...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...一九〇〇年代もまた...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...明治の年代もいつか末近くなり...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...明治三十年代も日露戦争の頃まで...
永井荷風 「来訪者」
...もう年代も経ったこととて...
永井隆 「この子を残して」
...年代も相当に古びがついて...
中里介山 「大菩薩峠」
...共にこれを築いた人間も年代も判っていない...
中島敦 「環礁」
...共に之を築いた人間も年代も判つてゐない...
中島敦 「環礁」
...「親分」「娘はその土竈(へっつい)の横を覗いたんだ」「え?」「その土竈は年代ものらしいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この変化の年代もまだ明らかでない...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...あるいはおよその年代も多少推測が出来るかも知れない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それは年代も場所も一定ではないのである...
山本周五郎 「季節のない街」
...年代も場所も違い...
山本周五郎 「季節のない街」
...城主も地名年代も不明のものまで入れたら...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...年代も餘程古寂びてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...製作の年代も恐らく相去ること遠くあるまい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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