...年ごとの例なるが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...玉蜀黍は数年ごとに直輸入の種子を蒔かぬと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...三千とせに見つべき君は年ごとに咲くにもあらぬ花と知らなん――それが本當のこゝろだ……』『それはわかつてをりますけども...
田山花袋 「道綱の母」
...「年ごとに来て喫(く)うなる」というのは...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...さきに八箇(やたり)の少女あり年ごとに八岐(やまた)の大蛇(おろち)のために呑まれて今このおとめまた呑まれんとすと申しければ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「まず僕の考えでは、五十年ごとに、芸術や思想の大掃除をやらなけりゃいけない、前に存在していたものを少しも存続さしてはいけない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間身体(からだ)の組織も七年ごとに変るといへば作者小成に安んぜず平素研鑽(けんさん)怠ることなくんば人に言はるるより先に自分から不満足を感じ出し...
永井荷風 「小説作法」
...変らぬ年ごとの色を淋(さみ)しく見せていた...
夏目漱石 「行人」
...彼女は見る年ごとに成長し年とっていった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...この前書の条数は、年ごとに増加し、ことに元禄以後追々と多くなったようである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この群の島がその人口を二十五年ごとに倍加し続け得ないことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...洗礼及び埋葬の記録簿は各年ごとに報告されていないから同一の修正を施すことは出来ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...約四五年ごとに倍加する如き速度で人口が継続的に増加した実例を提供するものであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私の心は既に年ごとにさうしてまた日ごとに退屈なものに變つてきてゐる...
三好達治 「霾」
...年ごとに家の形などいささかも違うことなしといえり...
柳田国男 「遠野物語」
...法令は、年ごとに、微(び)に入り細(さい)に入って、小やかましい箇条を加え、鷹匠(たかじょう)、鳥見組の同心は、ことごとく御犬奉行や犬目付へ転職になり、市中には、犬医者のかんばんが急にふえた...
吉川英治 「大岡越前」
...往古(いにしえ)から二十一年ごとに...
吉川英治 「新書太閤記」
...年ごとの収穫を掠奪され...
吉川英治 「宮本武蔵」
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