...年がら年中自分の領地で暮してゐます...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...私のことを年がら年中酒ばかり飲んでいる野郎と思い込んだりする...
石川欣一 「可愛い山」
...うまく行ったんだな……」と年がら年中...
石川欣一 「山を思う」
...年がら年中同じ服でいいわけです」「それはいいですね...
海野十三 「三十年後の世界」
...そこは年がら年中鶏が出はいりする通路になっていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すなわち浅草では年がら年中...
高見順 「如何なる星の下に」
...年がら年中たかられてばかりいるのよ...
徳田秋声 「縮図」
......
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...年がら年中、床屋に行かない...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そのくせ、年がら年中、ピイピイの暮らし向き、店賃(たなちん)が三つ溜っているが、大家(おおや)は人が良いから、あまり文句をいわない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...年がら年中お勝手に居る私には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年がら年中自分の首ばかり心配して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朱を刷いたような艶々した赭ら顔は年がら年中高麗狛(こまいぬ)のように獅子(し)噛み...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...青年 なに、おっ母さんの室の窓から、年がら年中、見えるものと言えば此の山です...
三好十郎 「おりき」
...一種の病気のようなもの――狂燥症とか抑ウツ症とか言ったような精神病の種類の中に、年がら年中、朝から晩までベラベラかブツブツか、しゃべりつづけてトメドの無い病気が有るらしいが、つまり、あれに似たような徴候かと思うこともあるが、そう思ってしまうのも失礼のような気がする...
三好十郎 「恐怖の季節」
...年がら年中とられてばかりいただから世話あねえ...
三好十郎 「樹氷」
...年がら年中「妥協した」芝居をしなくてはならぬから...
三好十郎 「俳優への手紙」
...年がら年中そうした勝ち負けばかり見ていたモンテーニュには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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