...年かさらしい子供の肩を叩いて...
芥川龍之介 「芋粥」
...殊に露柴(ろさい)は年かさでもあり...
芥川龍之介 「魚河岸」
...……しかし年かさらしい女生徒の一人は僕の側を通る時に誰かの足を踏んだと見え...
芥川竜之介 「歯車」
...そしてその年かさのものは...
大杉栄 「日本脱出記」
...年かさらしいのが何か大将ぶって指揮している...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...なかでも年かさな連中は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...いちばん年かさな侍の刀の鐺(こじり)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...」と一番年かさの宮川君が云つた...
平出修 「二黒の巳」
...年かさの大姉さんといふのが傍に居て監督して居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...」年かさの車屋の子は...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...二ツばかり年かさにやあらん...
三宅花圃 「藪の鶯」
...養われている子の中で年かさな男の子が一人...
三好十郎 「斬られの仙太」
...今日は見えないが右中将は年かさだけあってまた優雅さが格別ですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この日は年かさの親玉ともいうべき者が采配(さいはい)を揮(ふる)って臨時に女の子ども組が組織せられる...
柳田国男 「こども風土記」
...藤右衛門より二歳の年かさである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...年かさな矢作(やさく)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ずっと年かさに見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...他の年かさな座員や...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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