...宮崎は町としては新開地だが大淀川の平遠な風景が余程それに趣を添へてゐる...
田山録弥 「町」
...平遠(へいえん)広丙(こうへい)鎮東(ちんとう)鎮南(ちんなん)及び六隻の水雷艇なり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...京橋鉄砲洲の西に松平遠江守の上屋敷があり...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...和暢平遠(わちょうへいえん)の歌も詠み...
正岡子規 「曙覧の歌」
...此地平遠にして青田広濶なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...堤に上りて下れば即海辺の石砂平遠なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...居北に山を望南田畝平遠なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...南側には尼崎から来た松平遠江守忠栄(とほたふみのかみたゞよし)の一番手三百三十余人が西向に陣取る...
森鴎外 「大塩平八郎」
...松平遠江守(とほたふみのかみ)の家来稲垣左近右衛門(さこんゑもん)と云ふ者が...
森鴎外 「大塩平八郎」
...松平遠江守とは摂津(せつつ)尼崎の城主松平忠栄(ただなが)の事であらう...
森鴎外 「大塩平八郎」
...しかしながら古代の日本は今日よりもいっそう平遠の地の少なかった国であるから...
柳田國男 「地名の研究」
...川を横ぎる地点は平遠で...
柳田國男 「地名の研究」
...しかしながら田は元来平遠の地を撰んで設けられるのを常とする...
柳田國男 「地名の研究」
...一望平遠なる沼沢地域に入ろうとするころから...
柳田国男 「雪国の春」
...松平遠州家へお嫁しなされたくらいだ...
山本周五郎 「菊千代抄」
...平遠蒼茫たる地面...
和辻哲郎 「享楽人」
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