...平素からお世話になっています...
...平素はどのようにお過ごしですか? (普段、日々)...
...平素心に留めておきます...
...このようなことは平素はなかった...
...「平素賜物」と言う言葉があります...
...特にかの女子が平素交際せる人の年齢のごときは...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...こんな手品師のやうなことは平素(ふだん)仕馴(しな)れてゐるので...
薄田泣菫 「器用な言葉の洒落」
...平素(ふだん)滋養として牛肉の肉汁(にくじふ)を飲みつけてゐるのは名高い話だ...
薄田泣菫 「茶話」
...そうして避難方法に関する平素の訓練がもう少し行き届いていたならば少なくも死傷者の数を実際あったよりも著しく減ずることができたであろうという事はだれしも異論のないことであろうと思われる...
寺田寅彦 「火事教育」
...平素の顔と変にちがった顔付(かおつき)をして...
徳永直 「戦争雑記」
...平素はむしろ構わない方だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...病に頬の肉が落ちてからその眼は平素よりも大きくなっていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...平素の千代と重り合うと...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...平素来馴れた家ではあるけれども...
豊島与志雄 「反抗」
...平素粗食をしていて稀に食べると...
豊島与志雄 「変な男」
...平素の私と彼女との精神状態に対して...
豊島与志雄 「理想の女」
...今朝(けさ)は平素(ふだん)よりも激(はげ)しく匂(にほ)ひわたる線香(せんかう)の烟(けむり)が風(かぜ)になびいて部屋(へや)の中(なか)まで流(なが)れ込(こ)んでくるやうにも思(おも)はれた...
永井壮吉 「吾妻橋」
...その辺のおでん屋で平素飲まない酒を飲み...
永井壮吉 「人妻」
...氏は平素佛蘭西語を耳にすること極めて稀なるを以てなり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...しかし平素ははるかに元気なKも...
原民喜 「夏の花」
...畢竟(ひっきょう)これは平素(へいそ)天然を楽しんでいるおかげであろう...
牧野富太郎 「植物知識」
...平素は三十匹くらいしかとれないのだそうである...
武者金吉 「地震なまず」
...やはり魚類と同じく地震の前に平素とちがう行動をするようである...
武者金吉 「地震なまず」
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