...平素からお世話になっています...
...平素はどのようにお過ごしですか? (普段、日々)...
...平素心に留めておきます...
...このようなことは平素はなかった...
...「平素賜物」と言う言葉があります...
...平素のひとりごとのような調子でなしに...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...少しも平素と異なった所はなかったのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...平素は自分で無理にごまかし押しかくしている...
寺田寅彦 「試験管」
...一般の世間が平素から科学知識の水準をずっと高めてにせ物と本物とを鑑別する目を肥やしそして本物を尊重しにせ物を排斥するような風習を養うのがいちばん近道で有効ではないかと思ってみた...
寺田寅彦 「断水の日」
...そして平素の陰鬱な窮屈な生活を遁れて自由なのびのびとした世界に出たような気がして...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...その白い平素着は...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...平素なら、夜遅くなって父が酒を飲み出したりすると、母は頭から小言を浴せて、飲んだくれだの碌でなしだのと叱りつけるんだが、その晩に限って何とも云わないで、台所から一升壜まで持ち出してきた...
豊島与志雄 「黒点」
...小遣や平素着を貰ってくるのだった...
豊島与志雄 「死の前後」
...平素可なり贅沢をしている村田にそんなことがあろうとは...
豊島与志雄 「反抗」
...そして平素ひどく粗食しているものと仮定してみ給え...
豊島与志雄 「慾」
...一つは古くて「平素(ふだん)のため」のであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その原因はやはり君江に対する平素の憤りから起っている...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...平素なら恍けておくところだが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...平素謙遜の谷風が...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...蘭軒は平素身辺に大小種々の篋(はこ)を置いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...信順は平素命じて酒を絶たしめ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...平素からそれだけの労働者を傭(やと)っておくこともできず...
柳田國男 「名字の話」
...此(この)地に住んで居る支那人は平素は四十万であるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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