...平素からお世話になっています...
...平素はどのようにお過ごしですか? (普段、日々)...
...平素心に留めておきます...
...このようなことは平素はなかった...
...「平素賜物」と言う言葉があります...
...わしは僧院長(アベ)セラピオンが平素よりは一層真面目な...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...多少の余財を作って等身大の馬を製(こしら)えて招魂社にでも納めたい」というのが平素(ふだん)の願望で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...すかさず平素の御無音をついでに謝した...
太宰治 「惜別」
...見たところでは直きに平素の活動的な彼女に復(かえ)っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...くれぐれも平素の物臭(ものぐさ)な癖を出さないように...
谷崎潤一郎 「細雪」
...平素主人を大切にして...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...平素のうそをつく癖がこう云う時にもその感慨を誇張させずには措(お)かないのであろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...然し平素は、彼は極めて無口だった...
豊島与志雄 「狐火」
...病に頬の肉が落ちてからその眼は平素よりも大きくなっていた...
豊島与志雄 「生あらば」
...平素は気がつかなかったが...
豊島与志雄 「反抗」
...平素は至極頑健なたちで...
豊島与志雄 「道連」
...一つは古くて「平素(ふだん)のため」のであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...平素疎遠にしてる遠縁の実業家のところへ...
豊島与志雄 「別れの辞」
...平素(いつも)ならてつきり遠の昔に寝こんでゐる時分であつたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...平素怒りつぽくて...
平山千代子 「「みの」の死」
...さういふ人の平素の洒落(しやらく)な處を寫さう偉なる言行を寫さうとするならば...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...平素の言葉や習俗が注意すべきものをたくさん含んでいることを忘れてはならない...
柳田国男 「故郷七十年」
...戦場に立っては、鬼神(きじん)もひしぎ、家庭にあっては、平素でも、泣くことを知らないといわれている人々が、ほとんど、手放しで、慟哭(どうこく)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
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