...二三年可も不可もなく坊やんの家庭が平穏につゞけられていつた...
飯田蛇笏 「秋風」
...国内平穏に帰し民みな堵(と)に就(つ)けり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...女は四号室に平穏に眠つて居り...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...関東はすでに平穏に帰したから...
太宰治 「右大臣実朝」
...平穏に年をとって来た英吉利(イギリス)の探偵作家だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...間もなく平穏に帰す...
谷譲次 「踊る地平線」
...欧羅巴(ヨーロッパ)の総べての状態が再び平穏になりましたら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一切の事物が平穏に経過して行く...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...そしてこの睡眠の平穏に苦労の多い覚醒がつづき...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...まず平穏に納まっているから...
夏目漱石 「手紙」
...至って平穏に死んでいるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして村全体が平穏になり...
堀辰雄 「三つの挿話」
...このことから(とパラスは云う)彼らがヴォルガのステップに平穏に暮していた百五十年間に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...こちらもずっと平穏にやっていらっしゃいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ずっと平穏につづいておりますか?けさは早いうちに昭和ビルの伊勢さんのところへゆき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...比較的平穏にもの語るとは...
室生犀星 「姫たちばな」
...10855国内は平穏になって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...地方の平穏につくした功によって...
吉川英治 「三国志」
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