...この時には事件がやや平穏になっていた時なので...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...又もとの平穏に帰る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何にもかも平穏になつて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...遠方からただ表面のみを見れば非常に平穏に美しく見えるものも...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...平穏に存続して来たMハブラシ工場の組合分会の中にも...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...厄日を無事平穏に通り越して...
種田山頭火 「其中日記」
...クリストフを平穏にさしておくことであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お春坊は無事平穏に生きながらえるにしちゃ少し綺麗過ぎらア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...至って平穏に死んでいるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...而(そし)て小田夫妻は極めて平穏に...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...そして村全体が平穏になり...
堀辰雄 「三つの挿話」
...特にこの句に更衣を用ゐたるは今は二人の者が世帯を持ちて平穏に暮らしをる事を現はさんがためにして...
正岡子規 「俳諧大要」
...然し今まで平穏に自分の囲を取捲いていた生活の調子は崩れてしまうだろう...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...平穏にすぎてしまいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かえって愉快平穏に過すことのできる一種の生活状態があるならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...従っていわゆる公私共定の山野において平穏に串を刺すのは決して罪ではない...
柳田國男 「地名の研究」
...万事平穏にいっている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何事もないかの』『平穏にござりまする』次に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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