例文・使い方一覧でみる「平穏に」の意味


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...何にもかも平穏になつて...   何にもかも平穏になつての読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...国内平穏に帰し民みな堵(と)に就(つ)けり...   国内平穏に帰し民みな堵に就けりの読み方
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」

...他人のために多くのことをし、自分も平穏に、ほとんど幸福に日を過ごしたということは、君も知っている通りである...   他人のために多くのことをし、自分も平穏に、ほとんど幸福に日を過ごしたということは、君も知っている通りであるの読み方
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」

...厄日を無事平穏に通り越して...   厄日を無事平穏に通り越しての読み方
種田山頭火 「其中日記」

...一切の事物が平穏に経過して行く...   一切の事物が平穏に経過して行くの読み方
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」

...そうして一八七四年から一八七九年までは平穏にターリングの邸で暮していた...   そうして一八七四年から一八七九年までは平穏にターリングの邸で暮していたの読み方
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」

...このあいだぼくはホーシャムの館で平穏に過ごしましたから...   このあいだぼくはホーシャムの館で平穏に過ごしましたからの読み方
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」

...発作が過ぎ去って顔だちも平穏に返ってから...   発作が過ぎ去って顔だちも平穏に返ってからの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...そういう意味において、人間にも、人間のうちの選ばれた偉人英雄といったような種類の人にしてからが、逢うて強烈な感激を受ける人もあれば、逢うて失望こそしないが、案外の平穏に、茫然自失するといったような種類の偉人もありましょう」「それは、あるかも知れません」「たとえば――私は、いつぞや君から、日蓮上人のことを鼓吹せられて、全く新しい世界を見せられたように感じました、そして、私の癖として、一応君から教えられたところを追従して、遅蒔(おそま)きながら日蓮上人の研究をはじめたことは、君も御存じの通りです」「いやはや」「あれから、僕の研究癖というようなものが嵩(こう)じて、日蓮について、まず現在のところで能(あと)うだけの研究をしてみたつもりだが、日蓮を研究して得たところのものは、やはり君に教えられたところ以上には出でることができなかったが、案外にも、日蓮を研究して、他の大きなものに突き当ったことは、まだ君に話さなかった」「聞きません――お弟子がお弟子だから、さだめてすばらしい出藍(しゅつらん)ぶりと存じます、どうか、この鈍骨の先達(せんだつ)に、その研究の結果をここで教えて下さい」「なあに、それほどの創見でもなんでもないのだが、日蓮を知る者は、どうしても法然(ほうねん)を知らなければならない、というの一事を見出しました」「法然――浄土宗の法然上人ですか」「そうです、法然と、日蓮とは、他人ではありません」「これは斬新なお説を承ります、古来、法華と門徒とは、仲の悪い標本の大関ものと見立てられていますぜ...   そういう意味において、人間にも、人間のうちの選ばれた偉人英雄といったような種類の人にしてからが、逢うて強烈な感激を受ける人もあれば、逢うて失望こそしないが、案外の平穏に、茫然自失するといったような種類の偉人もありましょう」「それは、あるかも知れません」「たとえば――私は、いつぞや君から、日蓮上人のことを鼓吹せられて、全く新しい世界を見せられたように感じました、そして、私の癖として、一応君から教えられたところを追従して、遅蒔きながら日蓮上人の研究をはじめたことは、君も御存じの通りです」「いやはや」「あれから、僕の研究癖というようなものが嵩じて、日蓮について、まず現在のところで能うだけの研究をしてみたつもりだが、日蓮を研究して得たところのものは、やはり君に教えられたところ以上には出でることができなかったが、案外にも、日蓮を研究して、他の大きなものに突き当ったことは、まだ君に話さなかった」「聞きません――お弟子がお弟子だから、さだめてすばらしい出藍ぶりと存じます、どうか、この鈍骨の先達に、その研究の結果をここで教えて下さい」「なあに、それほどの創見でもなんでもないのだが、日蓮を知る者は、どうしても法然を知らなければならない、というの一事を見出しました」「法然――浄土宗の法然上人ですか」「そうです、法然と、日蓮とは、他人ではありません」「これは斬新なお説を承ります、古来、法華と門徒とは、仲の悪い標本の大関ものと見立てられていますぜの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...而(そし)て小田夫妻は極めて平穏に...   而て小田夫妻は極めて平穏にの読み方
浜尾四郎 「彼が殺したか」

...残りの二人もすでに書類を全て出したようだから、別室の警官の手間が省けた」指揮官がきびきび言った通り、平穏に終わった...   残りの二人もすでに書類を全て出したようだから、別室の警官の手間が省けた」指揮官がきびきび言った通り、平穏に終わったの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」

...平穏に巣ごもった男女の恋着のなま暖かさはない...   平穏に巣ごもった男女の恋着のなま暖かさはないの読み方
宮本百合子 「解説(『風知草』)」

...10855国内は平穏になって...   10855国内は平穏になっての読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...とにかくそうすることによって平穏に暮してゆけるかも知れない...   とにかくそうすることによって平穏に暮してゆけるかも知れないの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...比較的平穏に執筆の時間をもったわけであるが...   比較的平穏に執筆の時間をもったわけであるがの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...――尠(すくな)くも表面だけは、平穏に...   ――尠くも表面だけは、平穏にの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...表面は夜凪(よなぎ)のとおり無事平穏に天神岸からともづなを解いた二百石船――淀の水勢に押されて川口までは櫓櫂(ろかい)なしだが...   表面は夜凪のとおり無事平穏に天神岸からともづなを解いた二百石船――淀の水勢に押されて川口までは櫓櫂なしだがの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...――洛中諸所もはや平穏に復し...   ――洛中諸所もはや平穏に復しの読み方
吉川英治 「源頼朝」

「平穏に」の書き方・書き順

いろんなフォントで「平穏に」


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