...又もとの平穏に帰る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何にもかも平穏になつて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...平穏に、無事に、日々が過ぎて行きました...
梅崎春生 「Sの背中」
...間もなく平穏に帰す...
谷譲次 「踊る地平線」
...そしてこの睡眠の平穏に苦労の多い覚醒がつづき...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...平穏に生きて居られるのは只盲目な偶然な自然の現象だとのみ思へますか...
長與善郎 「青銅の基督」
...お春坊は無事平穏に生きながらえるにしちゃ少し綺麗過ぎらア...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...而(そし)て小田夫妻は極めて平穏に...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...そして村全体が平穏になり...
堀辰雄 「三つの挿話」
...終戦と共に東京の空が急に平穏にかへつたときは誰もがホツとしたであらう...
宮地嘉六 「老残」
...平穏に巣ごもった男女の恋着のなま暖かさはない...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...然し今まで平穏に自分の囲を取捲いていた生活の調子は崩れてしまうだろう...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...我々が平穏に、健全で、猶久しく彼のために記念祭を行ふやうに、神は我々に恩恵を垂れ給へ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...10855国内は平穏になって...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...無事平穏にくらしている者を見れば...
山本周五郎 「さぶ」
...前にもまさる平穏に返っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何事もないかの』『平穏にござりまする』次に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...表面は夜凪(よなぎ)のとおり無事平穏に天神岸からともづなを解いた二百石船――淀の水勢に押されて川口までは櫓櫂(ろかい)なしだが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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