...平穏なる家庭的平和...
梅崎春生 「Sの背中」
...平穏な田舎で休養をとり...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...平穏な叙事詩を書きたまえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...平穏なしかも恐ろしいしかも無慈悲にもひとり満足せる精神である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...平穏な海上でも困難なものだが...
久生十蘭 「海難記」
...平穏な顔で鼾をかいていた...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...天候平穏なる日に於いてこれを見る...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...そして平穏な時が流れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...外的に束縛のない超世間な平穏な生きかたをしていればいるほど...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...笑ったりしている平穏な自分の内部に折々名状しがたい瞬間となって浮び出て来る...
宮本百合子 「寒の梅」
...それでも神経の平穏な時は故郷の家の様子が俤(おもかげ)に立つて来るに過ぎない...
森鴎外 「妄想」
...はなはだ平穏なものであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...平穏な状態におこうと努めているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかに僅かしかわが平穏な生活を犠牲にしなかったか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち右の平穏な占有の形式で...
柳田國男 「地名の研究」
...……といったような無事平穏な朝だったがね...
夢野久作 「難船小僧」
...霧の中そこはいま、無事平穏なこと、颱風の目のようだったが、じつは全風速圏(ぜんふうそくけん)の求心点といってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...明るい平穏なものにしたのは...
吉川英治 「随筆 新平家」
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