...自分は平然としていられない...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...爺平然として曰く...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...日本服の娘さんや相当の老婦人が平然として歩いている...
上村松園 「余齢初旅」
...「ここですか」川手氏が気遣わしげに訊ねると、博士は目顔で肯(うなず)いて、平然としている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...こっちさえ平然としてれば...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...平然として自分の茶碗を取り上げて...
高見順 「如何なる星の下に」
...ゆるゆる話して往かるるがいい」横山は平然としていた...
田中貢太郎 「義人の姿」
...柴田は平然として...
豊島与志雄 「立枯れ」
...平然として下級者に対し上長の権を振るい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...元のとおり平然としているジャヴェルのそばを通った時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無頓着ならば食卓の上に便器があっても平然として食事ができるはずであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...物外に平然として...
夏目漱石 「それから」
...直助」平次は平然として...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は平然として答えた...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...先生は實際平然として應對している樣子は見せながら...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...却ってこんなにも殴られて平然としていては屋敷に共謀だと思われはすまいかと懸念され始め...
横光利一 「機械」
...それを仰いで平然として來た支那の無智を憐れまずにゐられない...
吉川英治 「折々の記」
...右のごとき言葉を平然として口にしている偉大な教師に成長することはできないであろう...
和辻哲郎 「孔子」
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