...六度二分といふと平温よりもまだ低い位である...
高濱虚子 「續俳諧師」
...これなら全く平温だ」と心の動亂を隱して力めて平氣な風を裝うた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...「何故に熱は俄然として平温以下に下つたものでせう」と其も不審し度く思つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...十一月十日雨、晴、曇、行程三里、湯ノ平温泉、大分屋(四〇・中)夜が長い、そして年寄は眼が覚めやすい、暗いうちに起きる、そして『旅人芭蕉』を読む、井師の見識に感じ苦味生さんの温情に感じる、ありがたい本だ(これで三度読む、六年前、二年前、そして今日)...
種田山頭火 「行乞記」
...沿道のところ/″\を行乞して湯ノ平温泉といふこゝへ着いたのは四時...
種田山頭火 「行乞記」
...体温は三十七度なら平温だけれども...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...およそ二里の川上に湯の平温泉がある...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...◇わいたわいたわいた川からわいたわいてこぼれて須川へ流る流れ流れて吾妻川へもまれもまれて大利根川へごんぼごんぼごんぼこぼれてわいた草津温泉の名物湯の平温泉から山を一つ越えると『お医者さんでも草津の湯でも……』の草津温泉である...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...時には平温をずつと下つて...
水野仙子 「四十餘日」
...一日平温位にとゞまつてゐる時もあるやうになつた...
水野仙子 「四十餘日」
...家庭の清寧平温は...
横瀬夜雨 「花守」
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