...「後白河法皇が創始した保元の乱は、平治の乱につながった...
...保元平治以前の源氏と保元平治以後の源氏とは其東国に有せる勢力に於て殆ど何等の逕庭をも有せざりし也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...口癖のように修斎平治(しゅうさいへいち)を説いていたけれども...
大隈重信 「我輩の智識吸収法」
...「佐平治! 佐平治! コレ...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...博士よりもむしろ和泉屋佐平治の直接の血をひいている...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...柳田平治も当然それを補わなければならないのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...柳田平治も多少驚きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「相変らず、イエス・キリストを信じているよ」と田山白雲が言いますと、柳田平治が、「ちぇッ、キリシタン!」と、噛(か)んで吐き出すように言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...喋っていて、十時すぎたら、玄関の格子がガラガラとあいて「はっちゃんだヨ」と、小さい妹さん、仁平治さん、赤ちゃんの一隊が、やって来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...木賀松坂屋寿平治寓宿の於久(おひさ)の病を診し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...日吉の身を、若党の又市にあずけて、そこから追い立てると、弥平治はすぐ、すり寄って、「十兵衛どの...
吉川英治 「新書太閤記」
...(二六・四・一)*〔時代〕平治二年(永暦ト改元)の春...
吉川英治 「随筆 新平家」
...系図上の常磐の名は、わずかに、尊卑分脈のうちに、ちょっと出ているだけで、その他は、保元平治、盛衰記、義経記などの物語本に拠るしか、なんの史料もない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そして平治の乱を追いつつ書き出した...
吉川英治 「随筆 新平家」
...矢野弥平治などで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...誰の家来だ」「明智殿の側近う仕えて来た者でござります」「名は……?」「柾木孫平治(まさきまごへいじ)と申しまする」「……?」わしも...
吉川英治 「茶漬三略」
...平治の大乱があってから十年目...
吉川英治 「源頼朝」
...頼朝は、平治の乱に、自分たち兄弟が初陣に立った時を思い出すなどと語って、次々に、常胤老人の子息を近くへ招いて、「みな、あっぱれな面魂(つらだましい)...
吉川英治 「源頼朝」
...ここらの水の辺(べ)――何を見ても平治の乱に崩れ去った義朝や一族の当時のすがたを偲ばせぬものはない...
吉川英治 「源頼朝」
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