...いつぞやらん、その松任より、源平島、水島、手取川を越えて、山に入(い)る、辰口(たつのくち)という小さな温泉に行(ゆ)きて帰るさ、件(くだん)の茶屋に憩いて、児心(こどもごころ)に、ふと見たる、帳場にはあらず、奥の別なる小さき部屋に、黒髪の乱れたる、若き、色の白き、痩(や)せたる女、差俯向(さしうつむ)きて床の上に起直りていたり...
泉鏡花 「一景話題」
...手取川を越ゆるまでに源平島と云う小駅あり...
泉鏡花 「一景話題」
...平島なる者萩に来(きた)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...平島羽二重(ひらしまはぶたえ)の濃紫紺...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...平島羽二重の熨斗目(のしめ)に...
直木三十五 「南国太平記」
...珊瑚礁(さんごしょう)の隆起でできたような平島では...
柳田国男 「海上の道」
...むしろ中間の小さな平島はさしおいて...
柳田国男 「海上の道」
...平島(ひらしま)はすなわち地平の線上に横たわって...
柳田国男 「海上の道」
...それだからバンギ(肥前(ひぜん)平島(ひらしま))と謂ったり...
柳田国男 「木綿以前の事」
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