...平家蟹は小さな蟹で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...赤くゆでた平家蟹(へいけがに)をうんと大きくして...
海野十三 「怪星ガン」
...いまもいったとおり平家蟹をゆでたような一種独特の赤い色をしているのだった...
海野十三 「怪星ガン」
...壇の浦で有名な平家蟹(へいけがに)などは八本ある足の中の四本を用いて...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...また「平家蟹(へいけがに)」の絵の横に「カゲノゴトクツキマタウ」と書いて...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...そうしてその海と浜辺とは七百年間その怨霊に祟られていた……他の個処で私はそこに居る平家蟹という不思議な蟹の事を読者諸君に語った事があるが...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...平家蟹より品がなくて妖気を帯びてるのは蜘蛛(くも)の精でもあろうか...
中勘助 「胆石」
...平家蟹(がに)みたいな野郎ばかり住んでゐるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...関門海峡に沈んどるか知らん?」「平家蟹が使いよるじゃろう」そんな馬鹿話をして...
火野葦平 「花と龍」
...平家蟹の甲羅を荒武者の顔と擬して...
牧野信一 「鬼の門」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...平生の志の百分の一も仕遂(しと)げる事が出来ずに空しく壇(だん)の浦(うら)のほとりに水葬せられて平家蟹(へいけがに)の餌食(えじき)となるのだと思うと如何にも残念でたまらぬ...
正岡子規 「病」
...一商人平家蟹を携て余にかはんことをすゝむ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...平家蟹の刺青(ほりもの)で埋めているからトテモ壮観だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...平家蟹のような恨みが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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