...唯その事が平出君と合議の上にやりたるに非ずして...
石川啄木 「消息」
...平出君も或は紙數を儉約する都合上短歌を六號にする意見なりしならむ...
石川啄木 「消息」
...崎久保二名の辯護人は平出秀(修)等の諸氏依頼を受け居る由...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...それより三年の後(明治三十四年)平出鏗二郎(ひらでこうじろう)氏が『東京風俗志』三巻を著した時にも著者は向嶋桜花の状を叙して下の如く言っている...
永井荷風 「向嶋」
...ちうこうになって雲州松江の松平出羽守...
中里介山 「大菩薩峠」
...松平出雲守の窓からそこの家臣が見てゐたり...
吉川英治 「折々の記」
...松平出雲守は、家士の余りの脆(もろ)さに心外の色を現わし、老臣の制止を斥(しりぞ)けて、「予自ら相手を致す」と、袴(はかま)の股立(ももだち)を取って立ち上がった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...松平出雲守殿(まつだいらいずものかみ)御家中から...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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