...丸平人形店の蕭白(しょうはく)の美人...
上村松園 「座右第一品」
...平人(へいにん)の妻子などのやうに...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...さうした泰平人も籠(こ)めて押流されていつてしまつた...
長谷川時雨 「河風」
...たとい官員にても平人にても...
福沢諭吉 「学者安心論」
...平人の身としてこれを殺しこれを打擲(ちょうちゃく)すべからざるはもちろん...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...主人もまた平人の身をもって私に賊の罪を裁決し足をもってその面を蹴りたる罪により笞うたるること一百なるべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...平人の関わるところにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...先にこの開成所をして平人(へいじん)私有の学校ならしめなば...
福沢諭吉 「学校の説」
...此事由緒故実も有る事にやと、或とき予が老父良鉄に尋ねとひしに、良鉄が申けるは、慥(たしか)に此故とは申難きことなれども、私(ひそか)に是を考へ思ふに、扨(さて)御奉行と申(もうす)は日々に諸方の公事訴訟を御裁判被レ成、御政務の御事繁く、平人と違ひ、年中に私の御暇有る事稀也、然ども遊女などの艶色を御覧の為にはあらざれ共、遊女はもと白拍子(しらびょうし)なり、されば御評定所の御会日の節、白拍子などを御給仕に御召あり、公事御裁許以後、一曲ひとかなでをも被二仰付一、御慰に備へられん為に、上様より被二仰付一しものか云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...平人(ひらびと)に落して罪をあきらかにせよといった...
吉川英治 「三国志」
...一介(いっかい)の平人(ひらびと)になって...
吉川英治 「親鸞」
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