...子どもたちには不平がないらしく話は段落がついた...
伊藤左千夫 「去年」
...ちゃんと平がなで名を書いたハンカチはつけてあるのに……何が足らぬの?始業時刻が近づいたので...
永井隆 「この子を残して」
...瓦屋根今朝不平がない...
中原中也 「在りし日の歌」
...卯平がなかなか上って来ないので少し不安になりはじめたが...
火野葦平 「糞尿譚」
...如何(どう)しても不平がなくては居られない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その眉毛のやうについてゐた針を平がなのくの字の反対の形に...
宮原晃一郎 「鳩の鳴く時計」
...平がなで願書(がんしょ)を書いた...
森鴎外 「最後の一句」
...それに平がなで「くにを」「くにを」という文字が...
柳田国男 「故郷七十年」
...「とうとうてめえで洒落の絵解きをしやあがった」「まあちょっとお待ちなさい」と与平がなだめるように口をきった...
山本周五郎 「さぶ」
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