...わたしは半三郎の家庭生活は平々凡々を極めていると言った...
芥川龍之介 「馬の脚」
...この平々凡々たる家庭生活の単調を一撃のもとにうち砕(くだ)いた...
芥川龍之介 「馬の脚」
...いかに平々凡々の人物にても...
井上円了 「おばけの正体」
...この平々坦々(へいへいたんたん)たる床の上に...
海野十三 「東京要塞」
...惟(たゞ)平々(なみ/\)たる旅人(りよじん)となりて...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...平々凡々の陸行であったので特に書き記すほどのこともない...
高浜虚子 「富士登山」
...平々凡々とした生活から逃れようと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...そしてその平々凡々極まる無味単調なる生活のちょっとした処に...
永井荷風 「妾宅」
...金椎には聞えないから、平々淡々...
中里介山 「大菩薩峠」
...無遠慮にも本来の狂態を衆目環視(しゅうもくかんし)の裡(うち)に露出して平々然(へいへいぜん)と談笑を縦(ほしいま)まにしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...実に平々淡々としている...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...しかし僕が窮屈な、そして心を偏狹(へんけふ)にさせる、平々凡々な、引込んだ、英國の田舍牧師の職を永久に續けてはゐられないと同じに、あなたも永久には續けないでせう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...外部から見れば平々凡々たる単純なことだ...
三好十郎 「好日」
...幸堂得知の諸老も相当書いているが平々凡々...
山本笑月 「明治世相百話」
...翁の名はその姻戚故旧の死亡と共に遠からずこの地上から平々凡々と消え失せて行きはしまいか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その平々凡々なノンセンス振りの中に在ると云ってもいい位である...
夢野久作 「近世快人伝」
...妾の一生はこのまんまで平々ボンボンのままおしまいになるのでしょうか...
夢野久作 「少女地獄」
...平々凡々と口をさし控えているだけのことであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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