...干し物を竿(さお)に通しもせずにあたふたとあわてて干し物台の急な階子(はしご)を駆けおりてしまった...
有島武郎 「或る女」
...干し物そのまゝにしてしぐれてゐる・ま夜中...
種田山頭火 「行乞記」
...みのるは干し物を椽に取り入れてから...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...風が強くて干し物がいくつか砂利の上に落ちている...
寺田寅彦 「病院風景」
...干し物も引っこめるべし...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おばあさんが丁度干し物を取り込んでいた...
堀辰雄 「幼年時代」
...干し物をするときなど腋(わき)の下を見たりするようである...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「いまのうち干し物をとりこんどかねえと...
山本周五郎 「山彦乙女」
...干し物の下へ立ち寄りながら...
吉川英治 「私本太平記」
...裏の物干(ものほ)しで干し物竿(ざお)が...
吉川英治 「松のや露八」
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